本当に公道走行可!? URBANIST 600レビュー ナンバー取得&テスト走行編

電動キックボード URBANIST 600 レビュー ナンバー取得ガジェット

合法的に公道走行可能な電動キックボードを比較し、その結果最強の機体だと判断した「URBANIST 600

電動キックボード比較&法律について解説 最強機種は「URBANIST 600」
公道走行可能な電動キックボードについて、法律を分かりやすく解説し、色々な機種を比較して最もおススメな機種を検証してみました、結果、私は「URBANIST 600」を購入しましたのでその根拠をまとめさせていただいております

前回の記事では購入レビュー&組み立てなどを解説しました

 

今回はいよいよ公道デビューすべく、ナンバー取得と保険への加入を行いテスト走行を行いましたのでその点を記事にしていきます。しかし実際に使ってみて気になり始めた点も……

これって本当に公道走行可能なの!?

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ナンバー取得&保険加入

初めてだと尻込みしてしまいがちですが、原付のナンバー取得は超簡単です。たまに代行料をとってる販売店さんがありますが、無料ならまだしも有料で代行してもらうメリットは皆無です。ぜひ自分でやりましょう

電動キックボード URBANIST 600 レビュー 組み立て

付属品の中に「販売証明書」というものがあったと思います(画像左側A4の用紙)。必要なのはこれと印鑑だけです(自治体によっては身分証明書も)

これらを携えて役所(区役所・市役所等)の税務課に行きましょう。受付をすると「軽自動車税申告書兼標識交付申請書」という紙を渡されますのでこれに記入して押印します

続いて販売証明書の提出を求められます。ちなみにこの販売証明書は役所に没収されてしまいますので、手元に置いておきたい方はコピーを取っておきましょう。ただ、今後必要になることはないです

いずれオークション等に出品を考えている場合でも、他人への譲渡時には販売証明書では廃車書と譲渡証明書で登録しますので不要です

手続きは以上で終了です

私は田舎に住んでいるので役所への電動モビリティ登録が初だったらしく、『この機体は本当に原付なのか?』という点をどこかに確認するので待たされました(笑) それでも待ち時間と手続き時間を合わせて10分で手続き終了!

市役所にナンバープレートのストックがあるから、その場ですぐにもらえるんですね

私は身分証明書の提示すら求められませんでしたが自治体によっては求められる場合もあるようですので一応持っていきましょう。それと役所の混み具合によっては10分以上かかる場合もあるかと思います。ビバ・田舎!

発行されたナンバープレートがこちら

電動キックボード URBANIST 600 レビュー ナンバー取得

って、全然見えんじゃないかい! と思われてしまいそうですがナンバーですのでご容赦下さい。しかもご当地ナンバーなので、色合いで市区町村がバレてしまいますので白黒です……

じゃあ何でわざわざ写真を載せたのかというと、「ちゃんとボルトももらえるんですよ」ということをお伝えしたかったからです。ちなみに費用は0円ですのでお金が無くてももらえます

それからナンバープレートと一緒に「軽自動車税申告書兼標識交付申請書」の控えがもらえますので、これは自賠責保険証と一緒に車載しておきましょう

電動キックボード URBANIST 600 レビュー ナンバー取得

ということで帰り道コンビニに寄って、マルチコピー機で自賠責保険に加入しました

電動キックボード URBANIST 600 レビュー ナンバー取得

個人的にコスパがいいと思う加入期間は3年なので私はそうしたのですが、後述するように自賠責保険への加入は少し慎重になる必要があると思います

電動キックボード URBANIST 600 レビュー ナンバー取得

もらったナンバーをURBANISTのリアキャリア後方にあるステーに取り付けます。もらったボルトで締めるだけなので説明不要ですね。取り付けられたら自賠責保険のシールを貼り付けて完了

これで公道へ出る準備ができました

URBANIST 600の走行性能テスト

それでは早速URBANIST 600でテスト走行してきます

電動キックボード URBANIST 600 レビュー ナンバー取得

初めてなのでまずは私有地で練習から始めます。テストした私有地(駐車場)の環境は、平坦地でアスファルト舗装という環境になります

電動キックボード URBANIST 600 レビュー ナンバー取得

ご覧のように晴天下での視認性はあまり良くないです

電源ON時、メーターの電源ボタンを短かく押すとモーターのパワーを切り替えることができます

  1. パワーLOW
  2. パワーMID
  3. パワーHIGH

となりますので、まずは1からテストしてみたのですが……

モード1でも速ええ!

この時点で既に最高時速30km/hほど出ています。スロットルもいきなり全開するとウイリーしそうになりますので、LOWモードとはいえ慎重に運転する必要があります

その後モード2・モード3と試しましたが、始動に関してはどのモードでも同じようにパワーを感じました。動き出しのトルクに差は無さそうなので、安全にスタートを切りたいという方は以前の記事で解説したスローモードを有効にしておいた方がいいと思います

ちなみに最高速度はモード2でも30km/h、モード3では46km/hにまで達しました! モード3使用時は坂でも30km/h出てましたね。なお、モードの変更は走行中でも可能でしたがおすすめしません

それとちょっと気になった点に坂道発進があります

URBANIST 600は、ブレーキをかけながらだとスロットル操作を受け付けないようになっていました。つまり、坂道発進の時によくやる『ブレーキをかけながらスロットルをふかして徐々にブレーキをゆるめる』という、後退しないための発進ができません

これをどうにかするためには足で踏ん張りながらスロットルを入れる必要があるのですが、急坂だとちょっと厳しそうというのが正直なところです

かといって素早くブレーキを放してスロットルを入れようとすると、下手するとウイリーになる可能性があります。というか、私やっちゃいました(笑) 平らなところまで押して上がるのが安全かと思います

サスペンションについてはそれなりに効いていますがちょっとでも悪路だと厳しいという印象です。砂利道とかは論外な感じです。サスがあっても尻が痛い……長距離移動もちょっと厳しそう

あとバイクよりもフレームが細いので、サスの効果でハンドルだとかサドルだとかが前後にガクガク動く(アソビがある感じ)のが人によっては怖いと感じるかもしれません

続いて公道使用時に必要な保安部品について見ていきます

電動キックボード URBANIST 600 レビュー ナンバー取得

まずミラーなのですが、これは一般的なバイクや車の後方ミラーよりも視野角が狭いと感じました。普通の鏡って感じです。バリバリ公道を走るつもりの人は交換を検討した方がいいかもしれません

電動キックボード URBANIST 600 レビュー ナンバー取得

ウインカーはプッシュキャンセルではなく、昔のバイクのようなスライド方式ですね。この辺は仕方ないですね

ちなみにこのウィンカー、昼間だとめっちゃ暗いです

電動キックボード URBANIST 600 レビュー ナンバー取得

上の画像はウィンカー点灯状態なのですがどっちが光ってるのか全く見えませんよね。たぶんほぼ確実に、後続車両をはじめとする第三者が判別することは不可能です

一応ウィンカーにも保安基準があってW数が定められています。が、LEDを採用したものはW数が規定以下でも大丈夫ということになっています

ただ、後述しますが『ウィンカーがある一定の距離からでも昼夜問わず視認できること』というのは保安基準に記載がありますので、この機種はそれを満たしていない可能性が高く公道使用はグレーゾーンですね

仮に合法だったとしても、他人からはウィンカー見えてないと思いますので、運転する際は十分に気を付けて下さいね

電動キックボード URBANIST 600 レビュー ナンバー取得

緑のボタンはホーンスイッチです。でも、音はめちゃ小っちゃい(!?) で、赤いボタンがヘッドライトのON / OFFね。なるほどなるほど……って、えぇっ!?

電動キックボードは本当に公道走行しても大丈夫なのか?

これはちょっとマズいのではないでしょうか?

というのも、現在のバイク(原付含む)には前照灯の常時点灯義務というものがあります。これは平成10年3月末というのが分岐点になっていて、それ以降に製作されたバイクは電源がONになっている間は常にヘッドライトがONになる機構になっていないといけないのです

平成10年4月以降製造のバイクはON / OFFスイッチが付いてること自体が違法という厳しい解釈すらあります。違反内容は「整備不良」で1点の罰則と6,000円の罰金。これは輸入車両であっても適用されます。嘘だと思う方は「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 」を参照してみて下さい

URBANISTのような輸入車の場合、前照灯が常時点灯ではないバイクも存在します。原付には車検がありませんが、車検のある250cc以上のバイクでは輸入時等に、電源と連動するよう部品交換したり改造したりしないと車検に通りません

ただ……ぶっちゃけた話、この辺はグレーゾーンとして運用されているのも事実としてはあります。だからネットを見ても色々な意見があってあまり参考になりません

私は国交省の知人に聞いてみましたので「違法」という見解には自信がありますが、第三者から見ればネットに溢れるその他大勢の中のいち意見に過ぎないと思います。だから、最終的な判断はご自身でなさって下さい。とりあえず私が言えることは

  • ヘッドライトの仕様は保安基準を満たしていない
  • しかしスイッチで常時点灯にしておけば、咎められる可能性は低いと思われる(そのスイッチ自体が違法という見解もある)
  • もし警察に呼び止められても違反切符を切られない可能性もある
  • 逆に違反切符を切られても一切文句は言えない。「ショップが合法と言って売ってた」という言い訳は一切通用しない

こういった点を承知したうえで使用する必要があるってことです

あとはもう自分で改造して、ヘッドライトが電源と連動するよう配線を変更するかですね。他、スイッチにケースをかぶせて操作できないようにするだけでもOKという意見もあり

ちなみに明るさはどうなのかというと、これは車検のある機種の場合にはcd(カンデラ)で明確な規定があるのですが、原付の場合にはハッキリとした基準がありません。この点も警察官によってはもしかしたら「暗すぎるよ」と咎めてくるかもしれません

さらに残念なことに、URBANIST 600を実際に走行させてみると「これ、保安基準満たしてなくね?」と感じることがいくつも出てきました

ヘッドライトも含めて「URBANIST 600のこの部分は整備不良に該当するのでは?」と思われる点は以下の通り

  • ヘッドライトが常時点灯でなく、ON / OFFスイッチがついてしまっている
  • ナンバー灯単独で電源を切ることができるようになっている(このルールは原付への明確な適用基準はないが、公安委員会遵守事項違反となる可能性がある)
  • ウィンカーが100m後方から視認できない(夜なら見えるが昼は厳しい)
  • ホーン音量が前方2mの位置において90~115dbの音量を確保できていないと思われるほど小さい
  • 車体側面の青色LEDが違反っぽい(車体側面につけられる灯火は、白色・淡黄色・ウィンカーと同じ色に限られている)

このようになっています。うーむ……使用を躊躇わせる数々ですね

誤解の無いよう言っておきますが、これはURBANIST 600だけの話ではないと思います。他の電動キックボードでもこれらの基準を満たせていないものは多く見受けられます(特に海外製)ので、「公道走行可」と売られているほぼ全ての機種で同じように注意が必要になると言えるでしょう

繰り返しになりますが、これらはどれもグレーゾーンとして運用されています。だから

警察の前通っても何も言われなかったじゃねーか。りんごロイドの野郎脅かしやがってふざけんな!

という人もいるでしょう

そういうことも十分にあると思います。しかし厳密に言えば法律違反となりますので、捕まってしまった時には文句は言えないですし「知りませんでした」も通用しません。見逃してくれるお巡りさんもいるかもしれませんけどね

私の本業はドローンインストラクターなのですが、こういったところはすごくドローンと似ているなと思います

使う人がよく知らないままメーカーを信じて使っちゃって、実は電波法違反とか航空法違反とかってケースがとても多いです。他にも、使用者が知らないだけで実は道交法違反とか民法の不法行為とか、枚挙に暇がありません

でもこれは、ITの進化についていけてない日本という国にも問題があると思います。新しい技術を既存の枠組みに当てはめようとするから、こうした齟齬が起きてくるんだと思います

国には大至急、電動モビリティについての法整備をお願いしたいと切に願います

自賠責保険3年も加入しちゃった……。公道に出れそうもないから完全に無駄金でした。トホホ

まとめ

ということで今回は、URBANIST 600の車両登録・ナンバー発行、テスト走行のレビュー、そしてその結果見えてきた「本当に合法なの!?」という点を書かせていただきました

ざっくりまとめると

  • ナンバー登録は超簡単
  • テスト走行の結果、カタログスペックに偽り無し(むしろそれ以上)の性能だった
  • でも、保安部品が基準を満たしてないっぽいところが多数
  • 違法っぽいけどグレーゾーンとして運用する人は居そう。でも捕まっても文句は言えない

というような内容でしたね

例えば40km/h制限の道路であっても、広い道であれば制限速度以下で走っている車はほとんど見かけません。ドローンを道路上で飛ばす時、道路管理者(警察署長)の許可をもらわないで飛ばしてる人もたくさんいます

今回解説した『違法』というのは、それらと同じニュアンスの違法行為です。みんなやってるし、バレても見逃されたり注意だけで済むことも多いです。でも、違法なのは純然たる事実です

この点を踏まえたうえでどう思うかは各自が判断していただければと思います。私は公道での使用はやめておきます。なのでこの連載もこれにて終了。本当は「実機レビュー 公道走行編」とかやりたかったんですけどね

私と同じく「公道走行しない」という方は今回紹介したナンバー登録も自賠責保険も不要ですので、私有地で安全に注意して楽しんで下さいね。私のように意味のない保険にムダ金を払うことのないよう気を付けて下さい(泣)

それではまた~

コメント

  1. 自賠責は解約すれば、未経過分は返ってきますよ

    • 匿名さん

      コメント&アドバイスありがとうございます
      その方向で検討したいと思います。ただ、実は公道走行用にヘルメットだとかバッグだとか鍵だとか諸々買ってしまったのもモヤモヤしています……
      車幅灯(側面の青色LED)は結構簡単に無効にできそうなので、あとは前照灯の常時ONとウィンカー輝度の変更、市販のナンバー灯の後付けでどうにか基準を満たせないか検討中です
      無理だったらアドバイス通り解約しようと思います(泣)
      教えて下さってありがとうございました

      • そのお気持ちすごく分かります!
        車体自体にお金をかけているだけでなく、周辺道具まで買い揃えてしまうと気持ちの面でなかなか踏ん切りがつきませんよね。

        私もついこの間デジカメ(バッテリー交換不可)を買い、その勢いでバッグやストラップなどを盛大に買い揃えましたが、
        実際に使用してみると異様に電池の減りが早く、更にモバイルバッテリーで充電しながら使用すると発熱&電源落ちをするという悲しい機種でした。
        色々と試行錯誤しつつ、諦めて他のカメラを使う方向に舵を切りつつあるのですが、なかなか心の整理が出来ません。

        いつも為になる記事をありがとうございます。
        これからも陰ながら応援しています。

        • 匿名さん

          コメントありがとうございます。励みになります
          今回の件もそうですがガジェット好きだと結構こうした失敗があって悩みの種です(笑)
          お金持ちだったらいいのですがあまり裕福ではないので死ぬほど悩んで調べまくって買うのでなかなかダメージがデカいです

          このサイトではそうしたことが無いようネガティブな意見も正直に書いていこうと思いますのでよかったらまた遊びに来て下さい
          ありがとうございました