各iPhoneを一風変わった視点から比較して最適なモデルを探す

iPhone 比較 Apple

長らく愛用してきたiPhone 5sのバッテリーが怪しくなりさすがに買い替えを検討しています

バッテリーの交換を」とも思ったのですが、iPhoneのハードウェア性能向上に伴い、近年のアプリは求められるリソースが増えてきています。古い機種でこのリソースを捌こうとするとCPUを高速でぶん回す必要が出てくるため、新しいモデルと比較して電力消費が増えてしまうという問題があります

たとえ新品のバッテリーだったとしても、近年のモデルよりも電池もちが悪くなるというのが旧モデルiPhoneの宿命なのです

そこで買い替えモデルを検討しているのですが、自分の欲しい情報だけを簡潔にまとめてくれているサイトというものが無かったので、主に自分のためとして、実用上気になる部分やスペック面だけに絞った比較表を作成してみたのがこの記事です

これであちこちのサイトを彷徨ったり、ページ内を行きつ戻りつしなくても自分に必要な情報だけを比較することができそうです(笑)

ちなみに私はいわゆるapple信者ではなく、総合的なガジェオタです。比較もそうした視点からになりますが、同様の部分が知りたいという方がいましたら参考にしてみていただければと思います

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iPhone各モデル バッテリーもちの比較

まずはバッテリーの容量と持続時間から比較していきます

バッテリー容量 通話可能時間 ネット通信可能時間※
iPhone 5s 1,560mAh 10時間 10時間
iPhone 6 1,810mAh 14時間 11時間
iPhone 6 plus 2,915mAh 24時間 12時間
iPhone 6s 1,715mAh 14時間 10時間
iPhone 6s plus 2,750mAh 21時間 12時間
iPhone SE 1,624mAh 14時間 13時間
iPhone 7 1,960mAh 14時間 12時間
iPhone 7 plus 2,900mAh 21時間 13時間
iPhone 8 1,821mAh 14時間 12時間
iPhone 8 plus 2,691mAh 21時間 13時間
iPhone X 2,716mAh 21時間 12時間
iPhone XS 2,658mAh 20時間 12時間
iPhone XS max 3,174mAh 25時間 13時間
iPhone XR 2,942mAh 25時間 15時間
iPhone 11 3,323mAh 噂未到着 噂未到着
iPhone 11 Max 3,655mAh 噂未到着 噂未到着
iPhone 11R 3,089mAh 噂未到着 噂未到着

※ネット利用可能時間については以前はWi-FiとLTEによって差が設けられていましたが現在は公表されなくなりました。そのため旧モデルも、時間最長となるWi-Fiでの通信時間を記載しています

新モデルほどバッテリー容量が多いのに通話可能時間やネット接続時間がそれほど変わっていないのは、先ほど書いたようにリソースを多く求められるようになったことに加えて画面の高解像度化が関わってきているためです

Retinaディスプレイは解像度に応じて表示を2倍ないし3倍に自動で拡大してくれますが、素子を発光していることには変わりなく、消費電力は多くなってしまいます

iPhone Xが出た時にバッテリーもちが悪いと言われ、有機ELが電力食いなのではないかとデマが流れたことがありますが、そうではなく単純な高解像度化の弊害だと言えます。むしろ有機ELのおかげで消費電力は下がっていますのでね

iPhoneユーザーに解説する 有機ELの仕組みと、長所・短所
有機ELって何だろう? という疑問や有機ELを使う上で気をつけないといけないことなど、なるべく専門用語を使わず簡潔に解説しています。iPhoneではじめて有機EL製品を使うから不安という方はもちろん、他製品の方や知識として知りたい方も参考にしてみて下さい

しかし先ほども言ったように、現行のiOS環境では求められるリソースが増えてきているため、旧機種を使う場合は表に記載した稼働時間で使用することは難しいということも言えます

つまり、カタログスペック通りの持続時間を実現したかったら、できるだけ新しいモデルを買うべし! ということになるわけですね。ふーむ

サイズ的にはSEを狙いたいけど…
画像引用:apple

iPhone各モデル 性能の比較

お次はスペックを比較していきます。ここで言うスペックとは、ベンチマークによって求められたスコアのことです(数値は平均値)

※AntutuはCPUとGPUの総合スコアを掲載。CPUはgeekbench4スコアで上段がシングル、下段がマルチ。GPUはIce Storm Unlimitedのフラフィクススコアのみ

Antutu CPU GPU
iPhone 5s 60,000 1,300
2,200
18,000
iPhone 6 75,000 1,500
2,700
23,000
iPhone 6 plus 75,000 1,500
2,700
23,000
iPhone 6s 130,000 2,500
4,300
42,000
iPhone 6s plus 130,000 2,500
4,300
42,000
iPhone SE 130,000 2,500
4,300
42,000
iPhone 7 180,000 3,500
6,000
62,000
iPhone 7 plus 180,000 3,500
6,000
62,000
iPhone 8 235,000 4,200
10,000
111,000
iPhone 8 plus 235,000 4,200
10,000
111,000
iPhone X 235,000 4,200
10,000
111,000
iPhone XS 350,000 4,800
11,000
158,000
iPhone XS max 350,000 4,800
11,000
158,000
iPhone XR 350,000 4,800
11,000
158,000
iPhone 11 噂未到着 噂未到着 噂未到着
iPhone 11 Max 噂未到着 噂未到着 噂未到着
iPhone 11R 噂未到着 噂未到着 噂未到着

こうして改めて見比べてみると、ナンバリングが上がった時に性能が上がっているというわけではなく、S付きになった時にブレイクスルーを迎えたこともあるようですね

例えば6から6sへのアップデートは、性能面でかなりの向上がありました。しかしXからXSへのアップデートは微増に留まっています(この時はGPU能力の向上がウリでしたのでそっちはすごいですけどね)

今のA12やA12Xチップはモバイル用SoCの処理能力としては頭打ち感もありますので、A13チップを搭載するiPhone11シリーズも、より省電力化に進むかGPU性能をさらに高めるかに振ってくるのではないかと予想します

既にIntelの15W Core i7の性能を超えてしまっていますし、A13チップもA12とほとんど同じ7nm+プロセスで作成されますのでそれほど劇的な進化は無いのではないでしょうか

これはネガティブな意見ではなく、現状が十分すぎるという意味です。私はAndroidユーザーでもありますが、客観的に見ても、intelもクアルコムもsamsungもHuaweiも完全に置き去りの一人勝ち状態になってしまってますのでね

現行のA12チップがシングルコアで5,000近いスコアを叩き出していますので、マルチコアですらスコア5,000以下という機種はできれば避けたいものです。そうなるとiPhone 7以降ということになりますかね……

各iPhoneのチップとメモリ比較

性能を比較したので、ついでに各チップの違いとメモリ容量についてもまとめておきます。普通の人にはどうでもいい部分でしょうが私は気になります。なぜならガジェオタだから

同志の皆さんがいましたら参考になれば嬉しいです(笑)

搭載チップ CPUコア数/クロック メモリ
iPhone 5s A7 2コア/1.3GHz 1GB
iPhone 6 A8 2コア/1.4GHz 1GB
iPhone 6 plus
iPhone 6s A9 2コア/1.85GHz 2GB
iPhone 6s plus
iPhone SE
iPhone 7 A10 4コア/2.34GHz 2GB
iPhone 7 plus
iPhone 8 A11 6コア/2.39GHz 2GB
iPhone 8 plus
iPhone X 3GB
iPhone XS A12 6コア/2.5GHz 4GB
iPhone XS max
iPhone XR 3GB
iPhone 11 A13 噂未到着 4GB
iPhone 11 Max
iPhone 11R

うーん。iPhone SEを検討してましたけど、コア数・クロック数ともに大きく飛躍したのがiPhone 7以降ということを考えると、やっぱねらい目はこのあたりからになるのかな……

iPhone 比較

iPhone 7にはジェットブラックもある!
画像引用:apple

iPhone各モデル 大きさの比較

最後に大きさについても比較しておきます

私がiPhone 5sなんてのを未だに使っているのはそのサイズ感が好きだからです。画面の小ささは気にしないですが、とにかく小型の筐体のものが欲しいです。重量級の処理はiPadがありますので、やはり性能以上にサイズ感を重視したいところですが……

サイズ 重量 画面サイズ
iPhone 5s 123.8×58.6×7.6 mm 112g 4インチ
iPhone 6 138.1×67×6.9 mm 129g 4.7インチ
iPhone 6 plus 158.1×77.8×7.1 mm 172g 5.5インチ
iPhone 6s 138.3×67.1×7.1 mm 143g 4.7インチ
iPhone 6s plus 158.2×77.9×7.3 mm 192g 5.5インチ
iPhone SE 123.8×58.6×7.6 mm 113g 4インチ
iPhone 7 138.3×67.1×7.1 mm 138g 4.7インチ
iPhone 7 plus 158.2×77.9×7.3 mm 188g 5.5インチ
iPhone 8 138.4×67.3×7.3 mm 148g 4.7インチ
iPhone 8 plus 158.4×78.1×7.5 mm 202g 5.5インチ
iPhone X 143.6×70.9×7.7 mm 174g 5.85インチ
iPhone XS 143.6×70.9×7.7 mm 177g 5.8インチ
iPhone XS max 157.5×77.4×7.7 mm 208g 6.5インチ
iPhone XR 150.9×75.7×8.3 mm 194g 6.1インチ
iPhone 11 143.9×71.4×7.8 mm 噂未到着 5.8インチ
iPhone 11 Max 157.6×77.5×8.1 mm 噂未到着 6.5インチ
iPhone 11R 150.9×76.1×7.8 mm 噂未到着 6.1インチ

分かってはいたことですが、iPhone SE以外を選択してしまうと途端にサイズがグッと上がってしまいますね

これまでのAndroidスマホ遍歴も併せて考えてみると、個人的に許容できる縦幅は145mm以内。横幅は75mm以内かなと思っています。厚みは全く気になりません

これを表に当てはめてみると、plus系とXS max、そしてXRは候補から外せます。ということでそれ以外の機種をyourfones というサイト様の機能を使って比較してみました

iPhone 比較

うーん。iPhone SEと比較するとやっぱりどれもふた回りぐらい大きいです。ギリギリ我慢できる範囲とは言えますが……。一方で、iPhone7あたりとiPhone Xはほとんど大きさの違いがないことが分かりました

先ほどの性能比較で書いた通り、スペック面から見るとどうせiPhone7以降を選択しないといけませんので、だったらiPhone Xでもいいような気がしてきました。解像度も高いですし、何よりも私の大好きな有機ELになるというのが高ポイントです

画像引用:apple

まとめ

ということで、検討した結果私はiPhone Xに買い替えようかと思います

正直そこまでのスペックは不要かとも思うのですが、どのみちサイズアップは避けられないので、だったら自分的に満足いく点(有機ELとサイズに対して大きな画面)のある機種にしとこうかなと思いました

ついでに言うなら、ほぼ間違いなく9月にiPhone11シリーズの発表&発売がありますし、そのタイミングがちょうどiPhone Xの発売から2年となります

新モデルのリリース&2年縛り期間の終了ということで、iPhone Xの中古相場がガクッと下がることが予想されます。XSも少しは下がるでしょうが、まだ2年縛り中の人も多いと思いますし、そこまでの大幅値下げは期待できません

また、序盤の【性能比較】でも確認した通り、iPhone XとXSの性能差はGPUの方に比重が傾いており、処理能力という点ではあまり変わりありません。ゲームをやる人はともかくとして、私はソシャゲを全くやりませんので、ノーマルXでも十分すぎるスペックです

9月まであと2か月。その間は騙しだましiPhone 5sを使いながら、iPhone Xが中古市場に溢れるのを虎視眈々と待ちたいと思います(笑)

それではまた~

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