DJI OM 4をiPhone 12で使うつもりで買ったのに……

ガジェット

11月13日 iPhone 12 Pro Max実機が届いたので記事中に追記してあります

気付いたらすごい久しぶりの更新になってしまいました。すみません

更新を休んでいた間もガジェットはいくつか買っていたのですが、あまりピンと来ずなかなかレビューとか記事を書く気になれず……

そんなガジェットの中のひとつが、DJIのスマホ用ハンディジンバルであるDJI OM 4です

DJI OM 4 iPhone12 Max

先日iPhone12の発表がありましたが、それらを見る限りどうにも期待していた使い方が出来なさそうで凹んでいるのですが……今日はそのあたりのことをダラダラと書いてみたいと思います

スポンサーリンク

なぜDJI OM 4を買ったのか

今回の記事を書くにあたってちょっとこの部分に触れておく必要がありそうです

私がこの製品を買ったのは、現在サブカメラとして利用しているコンデジ(RX100 m7)をスマホに置き換えたいという思いがあったためです

iPhone12 Proシリーズのカメラ性能が向上するというのはかなり前からリークで明らかになっていました。特にPro Maxはセンサーサイズが大型化するということで、これにかなり期待してたんですね

また、悲しいことなのですが昨今のクライアントさんには、RAWを原色の雰囲気を活かしつつこだわって現像した画像よりも、スマホカメラが写し出すようなちょっとドギツめの色合いの方を『良い写真』だと思われてしまうことが多く、だったらもうコンデジは無くしてスマホカメラでいいかなと思ったわけです(泣)

スマホでもRAW撮影、及びLog撮影も可能ですので最悪カラーグレーディングしなきゃいけなくなっても対応可能だと思いますし……

Appleは新フォーマットのRAWをアピールしてましたが、純正アプリには備わってないってだけで今のiPhoneでもRAW撮影は可能ですのでね

とまあそんな感じでiPhone 12 Pro Maxのカメラに非常に期待して、先行投資としてDJI OM 4を購入したわけです

私は静止画だけでなく映像も撮りますのでジンバルが必要なのですが、今使ってるZhiyunのジンバルはカメラしかつかないので、スマホ用のジンバルを別途買ったと、まあこういうわけなんですね

ところが色々と想定外の事態が起きてこの先行投資が無駄に終わりそうですちょっとげんなりしているところとなっています

OM 4をiPhone 12 Pro Maxで使うのがツラそうな根拠その1

OM 4はDJIのスマホスタビライザーとしては最新モデルになるわけですが、前世代の3までとは機構が大きく変わっています。その最たるものが、マグネットによるアタッチメントです

DJI OM 4 iPhone12 Max

画像引用:DJI

買う前まではこの機構がすごく魅力的に思えたのですが、実際に使ってみると……うーん

まず、マグネットはそれなりに強力だと感じるのですが、走り回った際に外れてしまわないかやはりちょっと不安があります。特に私は耐荷重限界に近いiPhone 12 Pro Maxを使う予定ですので尚更です

それからスマホ側に取り付けるマグネットなのですが

DJI OM 4 iPhone12 Max

このように、両面テープでスマホに貼り付けるタイプと、磁石のついたクランプを挟み込んで取り付けるタイプと、どちらも同梱されています

これは個人的な考えだとは思いますが、私はスマホ本体にシールを貼ったりするのには抵抗があります。スマホリングとかも論外だと思うタイプの人間です

ということでクランプタイプの磁石を使うことになるわけですが、こいつが思ってた以上に全然まったく開いてくれません

iPhone 12 Pro Maxの横幅は78.1mmです。そこで私の手持ちスマホの中から、横幅が比較的近いRazer Phone(横幅77.7mm)と、少し大きめのGalaxy Note Edge(横幅82mm)で試してみました

まずRazer Phoneの方ですが

DJI OM 4 iPhone12 Max

ギリギリ入りました。しかしよく見ていただくと

DJI OM 4 iPhone12 Max

このようにフッキングが甘いことが分かります。しっかりと噛んでいないので、上から押したら簡単にズルっと外れました。つまりこのサイズのスマホに使うのはかなり厳しいということです

とはいえ画像から分かるように、このRazer Phoneはバンパーケースをつけています。実際の横幅はこちら

DJI OM 4 iPhone12 Max

80.9mmにまで太っていました

先ほども言ったようにiPhone 12 Pro Maxの横幅は78.1mmですので、厚さが1mmぐらいの超薄シリコンケースとかであれば装着した状態でもOM 4を使えるかもしれません。しかし、しっかり保護してくれそうな厚めのTPUケースとかだと、このように非常に不安定な状態でしか取り付けできなさそうですので注意が必要……っていうか、激しく使うのはちょっと無理そう

さらに横幅の大きなGalaxy Note Edgeです

DJI OM 4 iPhone12 Max

入らない……(ToT)

もちろんこれもケースをつけているせいで、実際の厚さはこちら

DJI OM 4 iPhone12 Max

85.2mmです

つまり少なくとも今回の実験によって

  • 80.9mm以上:クランプが奥まではまらず抜ける可能性あり
  • 85.2mm以上:使用不可

ということが分かったわけです

それぞれのボーダーラインがどこにあるのかは使ってみないと分かりませんが、頑丈目のケースを装着するという方は注意した方がいいんじゃないでしょうか。特に手帳型ケースとか使ってる人は、たぶん無理なんじゃないかなぁ……

とはいえケースを付けてない状態ならちゃんと装着できましたので『スマホにケースなんぞいるか! 裸運用だ!』という方であれば心配いらないと思います(笑)

残念ながら私はスマホの裸使用は考えられない派なので、かなりショックを受けているポイントです

OM 4をiPhone 12シリーズで使うのがツラそうな根拠その2

続いてはPro Maxに限らず全てのiPhone 12に共通する悩みです。この時点でピンときた方もいると思いますが、MagSafeの関係です

DJI OM 4 iPhone12 Max

画像引用:apple

iPhone 12シリーズには全て、無線充電を便利に行うためMagSafeという機構が搭載されました。これは筐体内部に円形に磁石を配置することで、効率の良い無線充電を実現するための仕組みなのですが

OM 4がマグネットで装着。iPhone 12側にもマグネットが内蔵されてる。ってことは……あ(察し)

これ、かなり心配です

内蔵マグネットの極性の向きがどうなっているのかはそれこそ実機を見るまで分かりませんが、奇跡的に向きがうまくマッチしない限り、スマホ本体中央にはOM 4のマグネットを取り付けることができないかもしれません

OM 4のマグネットはスマホ側の面はゴムが貼り付けてあり磁性を弱くする配慮はなされているのですが、とはいえ弱いながらも磁性はあります

DJI OM 4 iPhone12 Max

もし強引に付けることが可能だったとしても、MagSafeに対して何らかの負荷がかかってしまい故障の原因になったりしないかと不安があるのです

これはちょっと……

それから以下はOM 4の問題ではなくiPhoneの問題です

実はiPhone 12 Pro Maxのカメラ性能が、どうも期待していたほど良くなさそうというのが気になっています

まず、望遠の焦点距離が65mm(35mm換算)というのはちょっと……かなり物足りないです。ズーム(厳密にはカメラの切り替えだけど)域は2.5倍という狭さですので、これではRX100 m7の200mmと比較してしまうとかなり使いづらくなることは確実です

これはappleが『ズーム域5倍』とか言っているせいで勘違いしてしまった自分が悪いのですが、超広角の焦点距離である13mmから考えると5倍という意味であり、通常カメラ(広角レンズ)から考えると2.5倍止まりというのはちょっと期待外れでした

もうひとつはセンサーサイズについてです

センサーについては画素ピッチの話ばかり(画素ピッチ1.7ミクロン。iPhone 11やiPhone 12 Proは1.4ミクロン)で、肝心のセンサーサイズは明らかにされていません。が、47%大きくなったと言っているので、従来の1/2.5インチから考えると1/1.9インチ程度ではないかと思います

10月15日追記

モヤモヤしたのでちゃんと計算しました。画素ピッチの計算式は横幅÷画素数ですので、1200万画素のiPhone 12 Pro Maxの場合だと以下の通り

X÷4,032=1.7μm

ということでXの値は6854.4となります。mmに直すと6.8544mmです

有効画素数と実画素数の違いなどもあるかもしれませんが、1/2インチセンサーの横幅が約6.4mm、1.8インチセンサーの横幅が約7.2mmですので、やはり1/1.9インチセンサーというのは合ってると思います

ちなみに今までのiPhone及びiPhone 12 Proは1.4μmの画素ピッチですので計算すると5.6448mmとなり、1/2.5インチセンサー(約5.7mm)であることが確認できます

これは……うーん。正直なところ1/1.33インチぐらいを期待していたのですが、約1/2インチではちょっとなぁ。クアッドベイヤーでも無いですし、やっぱり期待外れ感を抱いてしまいました

さらに気になる点もあります

イベントを見ていて思ったのですが、どうもセンサーサイズの大型化(ついでにセンサーシフトによる手振れ補正も)は、広角カメラのみにしか採用されていないように思えるのです

DJI OM 4 iPhone12 Max

画像引用:apple

DJI OM 4 iPhone12 Max

画像引用:apple

画像だけだと分かりにくいですのでぜひもう一度イベント動画を観てみて欲しいのですが、「New Sensor」と言っているのは広角カメラに対してだけなんですよね

DJI OM 4 iPhone12 Max

画像引用:apple

恐らく超広角と望遠のセンサーはiPhone 11と同じなのではないかというのが私の感想です

カメラマンとして呼ばれる時はやっぱりポートレートやブツ撮りもしなければいけないことが多いです。そんな時は標準(50mm前後)~望遠側で撮影するわけですが、その画角に該当するカメラが旧来と同じセンサーなのでは正直あまり意味がありません

いずれにしても別の理由でiPhone 12 Pro Maxは買うのですが、こうなってきてしまうとRX100 m7を手放すのはちょっと無理で、DJI OM 4を使用しての撮影というのもやる機会が無さそうだというのが現時点での結論になりつつあります

最終判断はiPhoneを買ってから下しますが……悲しい

 

11月13日追記

また詳しく記事を書こうと思ってますが取り急ぎ追記します。iPhone 12 Pro Maxが届いたので装着テストしました

まず装着についてですが、ケースに入れた状態でも取り付け可能でジンバルも水平を保てることを確認しました

DJI OM 4 iPhone12 Max

ただし予想通りフックは甘く爪が内側に噛んでないので、そこそこ力を入れて押すと外れます。慎重に使えば大丈夫なぐらいに思えますが、走ったり勢いよく向きを変える撮影は少し不安です

DJI OM 4 iPhone12 Max

DJI OM 4 iPhone12 Max

次にMagSafeの磁石ですが、やはり予想通りケースの外側まで磁力が及んでいます

OM4側のクランプ内側の磁力は弱いため反発して取り付けられないということはありませんが、微弱な磁力が影響してMagSafe側に不具合を起こさないかどうか、これまた不安を抱きました

以上、急ぎのご報告でした

まとめ

ということで案の定グチばかりの記事になってしまいました。こうなるの分かってたから買ってからも記事にしていなかったのですが、結局書いてしまいましたね

しかしこうして改めて書いてみると、iPhone 12 Pro MaxではなくiPhone 12 Proで良いんじゃないか? という思いがフツフツと沸き上がってきました

確かに両者を比べるとPro Maxの方が優れているのですが、言い方は悪いかもしれませんがそれはどんぐりの背比べというか誤差程度のもので、やっぱりまだカメラの光学性能を置き換えられるものではないように思います

とはいえiPhone 12の素晴らしい機能(10bit色深度とかDolby Visionとかコンピュテーショナルフォトグラフィ)のいくつかはデジカメを超えていますので、こちらも有効に利用していくことには大いに意義があるとも思っています

そうなってくるとカメラとスマホと、どっちも使っていけばいいわけですので、そのためには安心してOM 4に装着可能なサイズであるiPhone 12 Proの方を選ぶのが良いのかなぁというのが今感じていることです

誤差程度のわずかな優位性のためにPro Maxを買ってOM 4に取り付け不可なのではちょっともったいないですもんね

ただセンサーシフトの可能性には未練が残ります。センサーシフトと言えばPENTAXのSR。アストロトレーサーみたいのがiPhoneでも出ないかなぁ(笑)

ということでよく分からない記事になってしまいましたが今回はこの辺で。ではまた~

11月16日追記 ようやく実機を使った記事も公開しましたので良かったらご参考に

DJI OM 4とiPhone 12 Pro Maxとの使用感
DJI OM 4にiPhone 12 Pro Maxを実際に取り付けて「ちゃんと使えるのか?」をテストしましたので記事にしました。結論だけ書いておくと、使えなくはないけどちょっと不安があるといった感じでした

コメント

  1. センサーサイズに関してですが、私は正解を知りません。ただ、りんごロイドさんの計算は疑問です。まず1.7μmと言っても、四捨五入されてるので1.65〜1.74です。センサーサイズの1/1.8も同様です。そして、1/1.8と1.8を間違えてる気がします。
    私はsony α7SIIIとRIVを写真や動画に使っています。それらから比べると、1/1.8や1/1.9とかは誤差の範囲の気がします。
    クアッドベイヤーというのを良いという人が居ますが、私は使った事がないのでその良さがわかりません。少なくともSONYは自社のフルサイズカメラに使ってません。アップルは、その時々の技術的に最上位クラスのを採用できると思いますよ。なんせ同じモデルの出荷台数は莫大で高価格ですから。専門家ではない私など、どれが最高かは議論する根拠を持っていません。

    そして、マグネットのアタッチメントの件ですが、多分phone12proMAXを挟み込めるクランクタイプの物体(?)がamazonに売ってると思います。それに、両面テープのマグネットアタッチメントを付ければ良さげに思えてしまいます。

    通りすがりで、OM4を所有している訳でもない者の思いつきですが、試みてはいかが?

  2. 書き忘れです。
    Telephoto lens に関しては、上記のスライドから拝見するに、65mm focal length  2.5x optical length なので、アバウトに言うと、160mm focal length程度に思えてしまいます。13mmの5倍というのは、どの表記なのでしょうか?

    • Kamesanさん

      コメントありがとうございます
      こちらでまとめてお返事させていただきますね

      まずセンサーサイズについてですが、本文中にも書いてます通り実有効画素数によっても変わると思ってますし、おっしゃるように『1.7』という表記が四捨五入された値による誤差も生じるかもしれませんよね
      そして私も1/1.8や1/1.9は誤差だと思ってますよ(笑) もっと言えば、1/2.3も1/1.7も誤差だと思ってます。なので本文中に「最低でも1/1.33インチが良かった」と書いたのです。それでもフルサイズから見れば豆粒センサーですけどね
      ちなみに私もα7sユーザーです。同士ですね

      続いて焦点距離についてですが、これはappleの公式サイトから仕様をみることができますのでそちらをご覧ください
      またまた申し訳ないのですがこれも本文中に書いてあります通り「5倍のズームレンジ」という表現も思いっきり載ってます

      最後に取り付けに関するアタッチメントについて。アドバイスありがとうございます
      ただ、これもまた本文中に書いてあるのですが、この記事の発端がそもそも「私がスマホに何かを貼り付けるのが嫌だから、シールタイプではなくクランプタイプを使いたい」という趣旨の記事なのです

      以前にも本文中に書いてあることを指摘されたことがあるのですが、どうも私は文章をダラダラと書いてしまうので読み落としてしまう方が多いようです。以後気を付けたいと思います

      そして謝罪ついでにもうひとつ
      これはちゃんと記事を更新しておけば良かったのですが、実はiPhone12 Pro Maxの専用ケースを既に購入しています。そしてそちらにはOM4のクランプがギリギリですが入ることを確認しました
      つまり、落下の心配はあるもののOM 4でiPhone 12 Pro Maxは使えそうです
      この場を借りて補足しておきますね

      良かったら何か気になる点がありましたら今後もご指摘いただければ幸いです

  3. 私はまだ何も買ってないですし、さしたる情報も持たず、空論を述べてしまったのですが・・・

    センサーサイズに関して・・・・ ちゃんと読まずに適当なことを書いてしまって申し訳ございませんでした。
    レンズに関して・・・appleのHPのスペック表を見てませんでした。(超適当) proMAXは、光学的には、13mm〜65mmの5倍のレンジということみたいですね。りんごロイドさんが正しいです。ただ、スマホメーカーもいつも変な表現をして惑わしますよね。13mm・26mm・65mmの3つのレンズがあって、後はデジタルズーム10倍とか、書いてくれればわかる気がします。それも12proと12proMAXをごちゃごちゃに載せています。私が間違えたのではなくて、appleが悪い。(責任転嫁です)

    クランプに関しては、私はiphoneに両面テープでなにかを貼り付ければ良いと言ったのではなくて、既に購入なさったのとは別にクランプを購入してそれに、OM4付属のマグネットアタッチメントを両面テープで貼り付けてはと提案してみただけだったのですが・・・・  
    私の表現力が悪いのか、私が何かを誤解しているのか・・・・

    でも、12proMAX専用ケースに、OM4付属の専用クランプがぎりぎり入るのなら、あまり問題はなさげですね。

  4. HUAWEI Mate 40 Pro+が発表されましたね。発表の動画を見ましたが、かなり魅力的に見えます。kirin9000なんて誰が製造したのでしょう? おひとつ如何でしょうか?
    (ほぼ 荒らしになってしまっててごめんなさい。公開していただかない方が良いかもです。)

    • Kamesanさん

      いえいえ、全然大丈夫ですよ。お気になさらず~
      またこちらにまとめてお返事させていただきますね。相変わらず長文ですみません

      スマホに限らずかもしれませんが、巷にあふれる商品やサービスはあえて分かりにくい(勘違いしやすい)表現をしているのでは? と邪推してしまうものがありますよね(笑)
      錯誤させて買わせようという思いも少なからずあるのかもしれませんね

      そしてクランプの件はごめんなさい。私が意思をくみ取れていませんでした。確かにおっしゃる方法であればしっかりとフックして安全に使っていくことができそうですね
      ただ一点気になるのが、実は両面テープ版のマグネットはスマホに直接貼り付けて使うこと『だけ』を想定して作られているようなのです
      メーカーサイトのFAQに「スマホカバーをつけて使用できますか?」という質問があるのですが、その回答が「テープタイプのものはケース不可。ケースに入れて使いたい場合にはクランプの方を使って下さい」とあるのです
      これが何を意味しているのかホントのところは分かりませんが、もしかするとジンバルのバランスをとる際に何か不都合が出たりするのかな? という懸念はありました
      とはいえどっちみちテープタイプのマグネットは余ってしまっているので、教えていただいた方法も検討してみようと思います

      そしてMate 40 Pro+のこともありがとうございます。私も見ました
      こちらも先のappleの話と同様、分かりにくい表現がされていましたね(笑)光学17倍ズームと言っていましたが正しくは光学10倍ズームで、ズームレンジが17倍ということのようです(標準24mm、超広角14mm、中望遠70mm、望遠240mm)
      センサーサイズも明らかにされていて、メインカメラは1/1.28インチというセンサーサイズとのこと。私がiPhone 12 Pro Maxに期待していたのがまさにこのぐらいのサイズのセンサーだったんですけどね……
      Huaweiのカメラは私も使ったことがないので分からないのですが、iPhoneやXperiaなどと比べるとかなりデジタル補正が強いようで「CGみたいだ」と揶揄されているのが気になってなかなか手が出せずにいます

      ちなみに動画目的であれば最近出たDJI Pocket2がちょっと気になります
      こちらはセンサーサイズ1/1.7インチですがクアッドベイヤーですので高感度耐性の高さやダイナミックレンジの広さは(豆粒センサーの中では)期待できるかなと思っています
      先のコメントでクアッドベイヤーについても書かれていましたが、すごくザックリ言うと4つのピクセルを1つのピクセルとして扱えるという仕組みのことです。例えば5000万画素のセンサーであれば1250万画素としてピクセルピッチを2倍(面積比4倍)に出来るのがクアッドベイヤーの利点になります
      同じセンサーサイズなら画素数の少ないセンサーの方が高感度耐性やDRの広さに期待できますよね? α7sシリーズなどまさにそれがウリだと思いますが、クアッドベイヤー配列はまさにそうしたセンサーとなっています
      とはいえもちろんフルサイズと比べるものではありませんので、既にα7シリーズをお使いのkamesanさんから見たら「良さが分からない」というのも無理からぬことかと思います。実際、フルサイズの方がはるかに高感度耐性も高いですしDRも広いです。当たり前ですけどね
      あとDJI Pocket2は単焦点というのもちょっと悩むポイントですね(純正ワイコンはあります)

      と、長くなってしまってすみません。あまりカメラの突っ込んだ話をする機会がないので楽しくなってしまいました(笑)
      良かったらこれからも時々来て、コメントいただければ嬉しく思います

  5. コメント含めて拝読させていただきました。
    iPhone12 pro maxは買う予定なのですが、OM4を買うかDJI pocket2を買うかで悩んでいたので、参考になりました。

    • むしゃさん

      コメントありがとうございます。取り留めない記事(とコメント欄)ですが参考になったなら幸いです
      DJI Pocket2で悩まれているということは動画がメインユースなんですかね。だとすると余計に悩みますね

      何にせよとりあえず11月6日が待ち遠しいですね。早く実機で撮影性能を試してみたいものです

  6. こんにちは。初めまして。
    iphone12 promaxとOM4を購入するため、色々と情報探していてたどり着きました。
    私も流石に裸で使うのは怖いなと思っていまして、
    薄型のケースを毎日物色しています。
    今考えているのがTORRAS社の透明な薄型ケースなのですが、
    OM4の磁気クランプに入るのか不安になっています。
    そこで参考にお聞きしたいのですが、
    コメントでおっしゃっているギリギリ挟めたという購入されたケースを
    教えていただくことは可能でしょうか。
    初コメントでいきなり質問で申し訳ありませんがよろしくお願いします。。

    • ユウさん

      コメントありがとうございます
      偶然なのですが私が購入したのがまさにTORRAS社のケースです
      写真を載せますので参考になれば幸いです
      ただ、中身が入ってない状態ですので実際にはもう少しキツキツ(つまり、押したら外れてしまう状態)になるだろうと予想しています

      DJI OM 4 iPhone 12 Pro Max

      DJI OM 4 iPhone 12 Pro Max

      DJI OM 4 iPhone 12 Pro Max

      参考になれば幸いです

      • お返事いただきありがとうございます。
        なるほど、薄型ケースでもギリギリなんですね。
        フックが緩いとさすがに使用は躊躇われますね。
        ガラスフィルムだけで運用するのも怖いですし、悩ましいです。

        とはいえ、OM4(初ジンバル)には心奪われていますので自己責任で購入してみます。
        動作確認とか色々あるのでしょうが、公式でできるだけ早い時期に
        ProMaxも取り付けられる別売クランプ発売してくれることを祈りたいと思います。。

  7. 初めまして、いつも記事を楽しみに読んでます。
    私もiphone12 promax512GBを予約して参りました。
    おっしゃる通りセンサー関係は、期待していたのと違いコスパは絶対に良くないと思います。
    ですが、久々にアップルにしては尖った製品なのでアップルの考えるセンサーシフトにロマンを感じています。アストロトレーサーに近い機能が実装されていたらPENTAPPlEというロマン溢れる和製英語が生まれそうですねw
    実機とOM4でのレビュー楽しみに待ってます。
    失礼しました。

    • 紅葉さん

      コメントありがとうございます
      PENTAXに触れたことがあると『センサーシフト』という機能には特に注目してしまいますよね(笑)
      しばらくは手振れ補正としてしかスポットを浴びないと思いますが、Appleなら何かやってくれるのでは? と期待したくもなります
      でも、分からないですがセンサーシフトでアストロトレースというのはPENTAXの特許だったりするんですかね。そうなると難しいのかなぁ……

      いずれにしてもiPhone 12 Pro Maxが発売される来週以降が楽しみですね
      私は運よく発売日に届くので、とりあえずすぐにOM4装着は試してご報告したいと思います

  8. iPhone 12 Pro Maxでジンバルを使おう!と思っていたのでこの記事を見てがっかりしてしまいました。
    よくわかってなかったのですが、家にあるOM2を使用したところ重さの問題で12promaxは使えませんでした。
    12promaxに適しているジンバルがないか探しているのですがなかなか見当たりませんね・・・。
    なにかいいジンバルがあれば記事で紹介してほしいです!

    • さくらさん

      コメントありがとうございます
      恐らくなのですが、OM4にはiPhone12に対応するための別タイプのジンバルが出るのではないかと期待しています。すなわち、もう少しクランプが広く深く、そして裏面に磁力が及ばないよう再設計されたクランプです
      重量の面ではiPhone 12 Pro Maxはカバーできているので、そこさえクリアできればOKですのでね

      他にですと、iPhone 12 Pro Maxは11 Pro Maxと重量に関しては同じですのでそれらをチェックしてみるというのはどうでしょうか?
      例えばカメラ用ジンバルで有名なFeiyuTechやZhiyunなどもiPhone 11 Pro Max対応を謳うスマホ用ジンバルを出しています。値段もDJIより安いのがほとんどですね
      ただDJIは他メーカーと違って一日の長があり、ジンバル自体の性能や扱いやすさ、アプリの安定度や機能で他の中国メーカーより頭一つ二つ抜きんでているのも事実です
      そのあたりを踏まえて総合的に判断するのがおすすめと言えばおすすめです

      参考になれば幸いです

      • 大変わかりやすいアドバイスありがとうございます。
        もう少し様子を見てとりあえずは手持ちで対応して撮影していきたいと思います!