64GB版が遅れ、一般販売とほとんど変わらないタイミングでの入手となってしまいちょっと残念なOneXPlayer X1。ようやく届きましたよ……
結局日本でも64GB版が出たのでだったら日本で買えば良かったと悔しい気持ちを味わいましたが仕方ないですかね
ということでやっと実機をいじれたので、触ってみて色々思ったことやベンチの結果などまとめていきたいと思います。例によって長文ですが必要なところに飛んでそこだけでも読んでいただけたら嬉しいです
開封&レビュー
配送・輸入消費税・梱包状態・同梱品など
まずは開封の梱包開封の紹介とファーストインプレッションなどを
今回の配送はFedexでした
Fedexはその場ではお金を請求せず後で請求書が郵送で送られてくるというスタイルになっていますので、輸入消費税はその時まで分かりません。予想では$350ぐらいで申告していて、支払いは3,000~4,000円ぐらいかなと予想していますが果たして……
毎度のことながら梱包箱に圧力がかかった潰れを発見。中身にダメージが無いといいなぁと思いつつ
開封です。緩衝材など全く入ってなかったですが、とりあえず中箱は潰れてませんでした
こちらが内容物です(さっきの写真にはOcuLinkケーブルが写ってましたが、あれは自分が買っただけで別売り。これらがクラファンセットになります)
あとこれらとは別にコントローラーコネクターとスタイラスを買ったのですが、それらは配送が遅れるとのことで同梱されていませんでした。4月下旬発送予定だそうです
本体箱を開けると中には、これまた別売りで購入したガラスフィルムが入っていました。ただ、X1本体には保護フィルムがプリインストールされていますのでガラスフィルムは不要だったかなというのが正直な感想です
バックカバー兼キックスタンドは特にカバーされておらず本体にくっついていました
本体には包装フィルムが貼ってありますがその外側にキックスタンドが付いている形ですね
付属品は充電器とケーブルだけと、シンプルで潔いです
GaN充電器で最大100W(20V/5A)の充電器です。ただ、最近のGaNに比べると少し大きくて重いです。一世代前のGaNて感じでした。プラグが折りたためるのは偉いです
本機のウリの一つである着脱式のコントローラーです。これはONEXPLAYER 2と比較するとかなり良いと感じました。ただゲームで使うには……
ファーストインプレッション
これについては感覚的な話になってしまうので、まず気づいた点を箇条書きでまとめて後から自分にとって気になった点を補足していってみようかと思います
良かった点
- 圧倒的にディスプレイが好発色(後ほど詳しくレビュー)
- キーボードが想像以上に良い。キートップの形状が良く打鍵感も良い。形は似ててもONEXPLAYER 2のものとは雲泥の差で良い
イマイチっぽい点
- 左コントローラーゆるゆる問題を解決したのはいいんだけど、今度は固すぎるよ……
- キーボードは素晴らしいんだからマグネットで固定できるようにしてほしい
- Dパッドのカチカチ音(実ゲームで試したわけではないので、ゲームではこの方が良いのかも?)
- WGPペンが使えない。ノーマルのWGPではなく特殊なプロトコルなのかも
良かった点について
1.のディスプレイ品質は私の最大の目的でもあったわけですがこれは想像以上に良いです。詳しくは次の章で書きますが、この一点をもってGPD WIN Max2を売ってX1を使っていくことに決めました
どっちを売ってどっちを残すか実機で比較してから決めたかったんですが、WIN Max2とはサヨナラすることが決まりました。今までありがとう……
2.のキーボードについては、サイズ自体大型になったことで使いやすくなったのはもちろん、キートップがわずかに窪んでおり指のおさまりが良く、キーストロークの深さと抵抗感も心地よいです。カバー型のキーボードはヘニャヘニャの打鍵感なものが多いですが、これは快適にタイピングすることができるキーボードとなっていました
実はデフォルト状態だと最上段のファンクションキー(F1~F12)がオプションキーで、FNキーと同時押ししないといけないというクソ仕様だったのですが、公式のファームウェアをあてることでこれを修正できるようになっておりその問題はクリアされています。「最初からやれよ」という気がしなくもないですが、対応してくれただけで大満足です
イマイチっぽい点について
『イマイチっぽい』というのは、私の感想としては「良くない・悪い」のですが、まだちょっとしか使っていないので配慮してやんわり表現しているだけです。つまり悪い点です
1.の「左コントローラーゆるゆる問題」は知っている方もいるかと思いますが、中国国内やクラファンのファーストロットにあたった人の個体は左側のコントローラーコネクターが緩く、ガタついてしまうという欠陥を持ったものが多く報告されていました
メーカーはこれを受けてその後のロットからは左側レールの緩みを修正したバージョンを出荷しているのですが、今度は締めすぎているのか固いです。Nintendo Switchみたいなスムーズな着脱をイメージしているとちょっとガッカリするかと思います
2.は購入前の記事から言っていたことでして、それを承知で覚悟のうえで買いました。だから今さらまた文句を言うのは違うとは思うのですが、なまじ今度のキーボードは出来が良いだけにマグネットが無いのが本当に惜しいです
たぶん、カメラがあるせいでマグネットを仕込むだけのスペースがベゼルに無いからだと思うのですが、このキーボードはマグネットで固定されないくせに開け閉めでのスリープON/OFF機能はそなえています
つまり、カバンの中でキーボードが浮いてしまったりするとスリープが解除されて、バッテリーの無駄消費・発熱! なんて事態を引き起こすリスクがあるわけです。これを避けるためには電源オプションにて蓋の開け閉め時の動作を無効にしなければならずめちゃ使いにくいです
ただ、ほんのちょっと浮いただけであれば大丈夫で、上の画像ぐらいまで浮くとスリープが解除されます。なのでコントローラーは外し、本体にジャストフィットするケース・バッグなどにしまっておけば問題ないとも言えます
だから公式は、コントローラーを装着しておけない、薄型の公式ケースを売ってるのかも?
3.のDパッドについては文章で説明するのが難しいので公式動画などを見ていただくのがいちばん分かりやすいかと思います。安物マウスのクリック感みたいで自分は嫌なんですけど、あれってゲームだと逆に使いやすかったりするんですかね?
4.のスタイラスについては、少し覚悟はしていたけどやっぱりダメでガッカリした部分です
X1のデジタイザはWGPというプロトコルで、従来のSurface等と同じMPP2.0は使えないとされていました。当然MPPペンは使えませんでしたが、実は私の持っているWGPペンでも使用することができませんでした
これはペンの問題なのか、それともパネルの問題なのか不明です。ちなみに使ったペンはこちら
X1のディスプレイとして流用しているだろうなぁと予想しているのはXiaomi Pad 5もしくはMatepad 11なのですが、これらは同プロトコルであっても基本的には専用ペンでないと使えないという仕様でした。稀に使えるものがあったり脱獄も出来ましたが……
ちょっと嫌な予感がしますよね
なので「WGPペンでも純正じゃないと動かないかも?」と予想し、念のため純正ペンも注文しておいたのです。しかしメーカー都合によりスタイラスは遅延となったため、まだ試すことができません。本当はお絵描きのレビューもしたかったのですけどね
私は他にWGP対応デジタイザを搭載した端末を持っていません。ので、もしかしたら上記のペン自体が商品名詐欺で、実はWGPに対応してないだけというオチもあるかもしれません。とにかく純正ペンが無いと検証しようがないので、現時点ではこれ以上のことは不明です
ゲーム時のコントローラー装着モードについて
3 in 1を謳う本機がウリにしているモードの、パッドを装着したゲームコンソール状態。こちらについて思ったことを軽くまとめます
コントローラーは軽く、また、先ほど書いた左コントローラーゆるゆる問題も解消されているためグリップ感は悪くないです
しかしながら、購入前の記事でも書いたようにやっぱりこの状態はゲームには向いてないと思います。特にアクション系のゲームには
予想通りRazer Edge Pro(10インチ)と同じハンドル感で、左右のコントローラーが遠く重量もあるため操作しづらいです。以前のようにこれでモンハンをやってくれと言われても多分まともにできないです
他にかつて自分がやってたゲームとして、スパロボなどのシミュレーション系と空想科学アドベンチャーなどのノベルゲーがありましたが、それらなら出来るかなと感じます。むしろ画面が大きくなった点はプラスに働くかも?
いずれにしても今はゲームをやらないので実際には試してませんし、最近のゲーム事情も知らないのでハッキリしたことは言えません。この感想はご参考までに
その他気になった点
最後に、補足までは書きませんが使ってみて不満に感じた部分を羅列しておきます
- 充電が不安定(公式のファームウェアはあるので最悪の場合はそれで対応可)
- ラップトップスタイル時、USBポートの位置が全て高いところにあるのでハブなどをつなぎにくい
- ファンの音が気になる。一般的に大型ファンはゆっくりで重めの音、UMPCに載るような小型ファンなら高速回転で軽い音だと思うが、この機種は速くて重い。なぜ? ファンがメタル製とかなのか?
本当はここに「Intel Arcグラフィックのユーティリティが邪魔なうえに使いにくいから切るしかなかった」というのも加わるのですが、これはOne-Netbookのせいではないのでノーカンにしました
ということで
あーだこーだ書いてきましたが、個人的には今までのOne-Netbook製品の中では最も気に入りましたし、自分の求めている機種にかなり近いと感じています
GPD WIN Max2の豊富なI/Oポート、特に仕事で多用するHDMIが無くなってしまうのは痛いのですがそれを差し置いてもX1の方を選びたくなる。そんな機種に仕上がっていました
では性能面はどうなのでしょうか?
実は、自分の使い方の場合だと性能的にも、Intel Core Ultra 7 155Hを搭載するOneXPlayer X1の方が上回っていることが分かりました。その理由を、次のベンチマークの章で見ていきたいと思います
OneXPlayer X1(Core Ultra 7 155H) ベンチマーク概要
それではOneXPlayer X1のベンチマークを行っていきます
以前の記事でも書きましたが、7840U機に対して(現時点で?)ゲーム性能が劣るCore Ultraを搭載したこの機種を購入した理由は、ディスプレイの品質とクリエイティブワークにおける優位性があると感じたためです
ですのでいつもの定番のベンチも行いますが、今回はディスプレイ自体の比較も加えて行ってみたいと思います
今回のベンチの条件は以下の通りになっております
- 機体は64GB RAM / 4TB SSDモデルです
- RAM速度は7467MT/sのまま実施しています
- 画面リフレッシュレート 120Hz
- GPUクロックはフロート(動的)・VRAM量オート
- Intel Arcドライバは最も良い結果の出やすい最新版に更新 ※後述補足
- Resizable BAR 有効
- Windows Update及び各種アップデートを全て適用しバックグランドで余計な負荷がかからないよう対処した状態です
- OneXConsoleにてTDPを「35W」、ファンスピードを「最大」に設定した状態
- 電源接続状態(非純正100W)
- 環境温度20℃前後
- 日本語環境(一部のPugetbenchのみ英語環境)
- 解像度2560×1600・拡大率150%
なお比較に使用したGPD WIN Max 2023につきましてもできるだけ条件が近くなるよう以下の通りに設定しました
- 64GB RAM / 2TB SSDモデル
- RAM速度7500MT/s
- リフレッシュレート 60Hz
- GPUクロックfloat・VRAM量オート
- AMD Adrenalinドライバは最も良い結果の出やすい23.11.1を使用
- Resizable BAR 有効
- Windows Update及び各種アップデートを全て適用しバックグランドで余計な負荷がかからないよう対処した状態です
- Motion AssistantでTDPを「35W」、ファンスピードを「100%固定」に設定
- 電源接続状態(非純正100W)
- 環境温度20℃前後
- 日本語環境(一部のPugetbenchのみ英語環境)
- 解像度2560×1600・拡大率150%
ほぼ同条件と言えるのではないかと思います。どのような違いがあるのか、知識としては知っていても実機で試すのはワクワクしますね
なお純粋に比較したいのでこうしてますが、GPD WIN Max2はTDPもまだ伸ばせますし、GPUクロックもFixedにすればもっとスコアは上がりますので、最大パフォーマンス時におけるスコアはもう少し良くなります
本当はリフレッシュレートも60hzに合わせるべきなのでしょうが、120Hz液晶はOneXPlayer X1の大きな長所だと思いますので敢えてこのままにしてあります。なのでGPD WIN Max2にちょっとだけ有利な比較にはなってます
ディスプレイ色域測定
個人的に今回最も大切な要素であるディスプレイの比較をしていきます。キャリブレーションを行っていない『素の状態の色域』を計測し、各色域のカバー率を比較しています
OneXPlayer X1 |
GPD WIN Max2 2023 | |
sRGB カバー率 | 100% | 95% |
DCI-P3 カバー率 | 97% | 78% |
Adobe RGB カバー率 | 86% | 73% |
NTSC カバー率 | 84% | 70% |
うん、良いっ!!
ファーストインプレッションでも書いた部分ですね。このディスプレイ品質のためだけに、不安がいっぱいながらもあえてX1を買ったというのがありましたが、期待通りのディスプレイ性能でこの点は大満足です
GPD WIN Max2の液晶もキレイですけど、それでもパッと見て分かるぐらいにX1のパネルは発色が違います。AYANEOの液晶と同等だと感じました
しかしながら注意というか、知っておくべき事柄もあります
このパネルはタブレットのパネルを流用しているため、ダイレクトボンディング(Apple語でフルラミネート)なのは良いのですが、四隅がラウンドしているのとポートレート液晶をBIOSで強引に回転させている点は、ゲーム目的の方にとってはあまり向いてないとも感じます
また、私は興奮して「発色が良い」を連呼していますが、これは自分が作業で用いるDCI-P3やAdobe RGB色空間に対してであり、一般的なネットユースやゲームに用いられるsRGBに関してはX1だろうがWIN Max2だろうが差は無いです
ということで、私のように特別な理由でもない限りはランドスケープ液晶のWIN Max2の方が良いのではないかと。と言ってもゲームはやらないのでそっちの事情は分からないんですが、少なくとも通常のオフィスユースやホームユースにおいてはそうだと思います
PassMark(CPU Mark)
ではベンチに移って、全体的なパフォーマンスからざっくりと見ていきます
……といきたかったのですが。どうしたわけかOneXPlayer X1の方では3D Markテストがうまくいきませんでした。エラー表示はこんな感じ
まだ原因を突き詰められていないのですが、エラー文面を読む限り上でも書いたポートレートモードが相性問題を引き起こしているのか? でも、他のポートレート機でもこんなエラーには遭遇したことないんですけどね。となるとIntelグラフィックドライバの問題なのか??
ということで、3D Markのスコアとその結果が影響するPASSMarkのスコア(総合スコア)は参照しないように注意して下さい
OneXPlayer X1 35W |
GPD WIN Max2 2023 35W | |
PASSMark | 6662 | 6749 |
CPU Mark | 27973 | 26017 |
2D Mark | 891 | 595 |
3D Mark | 5114 | 6964 |
MEMORY Mark | 3007 | 2312 |
DISK Mark | 48709 | 34513 |
こんな感じになりました
スクショの通り、3DMarkが1項目しか実施できていないという滅茶苦茶な状態でスコアも悪いのですが、メモリとストレージの性能でWIN Max2を大きく上回ったので総合スコアはあまり変わらないという(笑)
まあこれらは参考にできないわけですが、きちんと計測できた項目では全てWIN Max2を上回っている点は、乗り換える身としてはやはりホッとします
CrystalMark Retro
ということで、総合性能を探るための別の手段として、CrystalMarkさんから新作ベンチが出たとのことで今回から実施。作者様いつもありがとうございます。試させていただきます
なおディスクとグラフィック(2D/3D)は項目が多いため、GPD WIN Max2の方のリザルトも載せますので画像にてご確認下さい
OneXPlayer X1 35W |
GPD WIN Max2 2023 35W | |
All | 11424 | 14709 |
CPU(シングル) | 10711 | 8761 |
CPU(マルチ) | 114024 | 84753 |
結果はこんな感じ……なのですが、見比べてみるとこれも明らかにスコアがおかしいですね。リザルトを見ると、こちらのベンチにおいても3Dのスコアが正常に計測できていないことが分かります
ということでこのベンチも、3Dのスコアとそれに影響される総合スコアは参考にしないで下さい
もう試せないのですが、これらの異常についてはIntel Arcの最新版のドライバを入れたのが良くなかったのかも? 出荷時のドライバのままにしておけば良かったかもしれません
一度ドライバを消し、改めてレガシーバージョンをクリーンインストールしてもこの問題は改善しませんでした。いま入手できる最古のレガシーバージョンは2024年1月にリリースされたバージョンですが、プリインストールされていたドライバーは2023年12月のものだったんです
もしかしたらOEM向けに最適化されたドライバが最初から入っていた可能性もあるので、IntelからではなくOne-Netbookからドライバをダウンロードして入れなおさないとダメかもしれません
このあたりはまた時間をかけて検証し、判明したら追記します
なおこの2種以外では正常にベンチを回すことができましたので、これより下の項目については参考にしてみていただいて大丈夫です
GeekBench 5&6
続いてGeekBenchの比較です。バージョンはそれぞれ5.5.1/6.2.2で揃えてあります
「本当にGPU大丈夫?」と思われるかもしれませんが、ここから先のベンチはちゃんと正常に回ってましたし、先ほどまでのテストでもComputeに関しては正常に実施できていますので、その意味でも問題ありませんのでご安心ください
ベンチ自体の正確性はまた別の話ですが……
OneXPlayer X1 35W |
GPD WIN Max2 2023 35W | |
GeekBench5 シングルコア | 1682 | 1615 |
GeekBench5 マルチコア | 11863 | 9014 |
GeekBench5 GPU(OpenCL) | 32193 | 29049 |
GeekBench6 シングルコア | 2317 | 2172 |
GeekBench6 マルチコア | 13130 | 10459 |
GeekBench6 GPU(OpenCL) | 32905 | 24106 |
このような結果でした
GeekBenchは省電力コアであってもメニーコアのCPUの結果が良く出がちですが、ここでもその通りの結果になってますね。16コア22スレッドという数の暴力でOneXPlayer X1が上回る結果となりました
GPUのスコアについてもCore Ultra 7 155hを搭載するX1の方が良いように見えますが、WIN Max2の方のGeekBench6 GPUスコアはなぜか低めに出てしまっているので実際にはもっと僅差のはずです。これでも複数回まわしたうちのいちばん良いスコアではあるんですけどね……
以前の記事に掲載したバージョン6.2.0での実行時は31252出ていますので、やっぱこのベンチはお手軽な反面ちょっと誤差というか信憑性が低くあまり信じすぎない方が良さそうだと感じます
CINEBENCH R23/2024
もっとちゃんと比較したい! ということで、まずはコア数に依らないCPU性能の比較をCINEBENCHでしていきます
OneXPlayer X1 35W | GPD WIN Max2 2023 35W | |
CINEBENCH R23 シングルコア | 1723 | 1753 |
CINEBENCH R23 マルチコア | 13220 | 13744 |
CINEBENCH 2024 シングルコア | 99 | 99 |
CINEBENCH 2024 マルチコア | 747 | 770 |
こんな感じで、どっこいどっこいか、ややWIN Max2の方が良いといった結果となりました。Ryzen 7 7840Uは8コア16スレッドですが、全コアがIntelで言うところのPコアなわけですので、やはりパワーはあります。これが正しい結果だと感じますね
私の使い方に当てはめて考えてみると、このベンチのように何かをレンダリングする――例えば3D制作だとか動画の書き出しだったり、楽曲のミックスダウンにおいてはどちらの機種を使っても大差無さそうだなぁということが見えてきます
一方で、多コアのCore Ultraを採用するOneXPlayer X1が輝くのは、豊富な省電力コアを活用したマルチタスクでの使用時ということになりそうですね
日常のライトユースはもちろんのこと、何かを創るときであってもブラウザで調べながらということも多いので、その点ではやはりCore Ultra機の方が自分に向いていると言えそうです
ちなみにRyzenも次のStrix Pointではbig.LITTLE構成に戻るとのことですが果たして……
PCMark10
今度こそ総合的な性能を比較していきたいと思います。このベンチは正常に完走できましたので安心してください
OneXPlayer X1 35W | GPD WIN Max2 2023 35W | |
Essentials | 10775 | 9218 |
Productivity | 7313 | 9210 |
Digital Contents Creation | 9722 | 7986 |
総合スコア | 6560 | 6298 |
このような結果に
やはり省電力コアが活かしやすい日常使用を想定したEssentialsではX1が勝っていますね。しかしProductivityとDigital Contents Creationのスコアは実機で見てもちょっと意外。想像と逆でしたが書き間違いではありません
クリエイティブワークにおいてRyzenを上回るなら期待通りの性能ということになりますが……
PugetBench(Adobe系アプリ)
ということでこれが自分的にいちばんメインのベンチです
コンテンツ制作においてIntel Core Ultra ArcはRyzen RDNA3を上回るのか? 実際にAdobeソフトを動かして検証できるPugetBenchでチェックします
なお、PugetBenchは現在メジャーアップデートへの過渡期となっており、Photoshop及びPremiere Proはメジャーアップデート(Ver.1)がなされテストの内容も以前と変わりました
そのためPhotoshopとPremiereのスコアはネットに溢れるベータ版のスコアとは比較できませんのでご注意下さい。After Effectsに関してはまだメジャーアップデート前なのでベータ版のスコアと比較可能です
OneXPlayer X1 35W | GPD WIN Max2 2023 35W | |
PugetBench for Premiere Pro | 3683 | 2633 |
PugetBench for Photoshop | 6550 | 5933 |
PugetBench for After Effects | 800 | 706 |
良しっ! 来たっ!!
すごく良い結果です。やっぱりゲームではダメでもクリエイション目的ではIntel Core Ultraの方を選ぶという考え方で間違っていなかったようです
いや、でもベンチじゃん。Intelはベンチ番長なだけでしょ
と思われるかもしれませんが、このあと載せる3DMarkなどの合成ベンチは確かにその疑いがあるものの、PugetBenchに関しては実際に既定のプロジェクトを実アプリで進めているだけなので、この結果はそのまま実際の作業感となります
さらに言うなら、ガジェオタということもあってなんと私はベンチマーク中ずっと画面を見ています(笑)他のことをしていません。そうしてプロジェクトの進捗を見ていると、確実にRyzenより処理が早いのが見ていても分かりました
しかもX1はディスプレイ品質においてもコンテンツ制作に使えるだけのものを持っているわけですので、こうなってくるとやっぱりGPD WIN Max2よりもこっちかな、となりますよね
SfM(Metashape)
GPUと一部CPUの性能をということで、これはベンチではなく実際の処理をさせるテストを行いました。ロシア製ということで最近官公庁での使用が叩かれ始めているMetashapeです(笑)
Metashapeは処理の大部分がGPUアクセラレーションに対応していますが、公式にはNvidiaもしくはAMDのみが推奨GPUとなっており、Intel Arcの記載はありません
果たしてどうなるのか? 時間がかかってしまうため、今回はドローンで撮影した12枚という少ない画像をもとに、点群作成・3Dモデル作成について、開始ボタンを押してから処理終了まで、各プロセスでかかる時間を実際に測定して比較しました
ちなみに精度は全て『中』です。また、ロケーションが分かってしまうためこの検証には画像はありません。すみません
OneXPlayer X1 35W | GPD WIN Max2 2023 35W | |
アライメント(ポイントマッチング) | 9秒80 | 11秒16 |
深度マップ+点群構築(高密度クラウド) | 5分58秒60 | 6分44秒41 |
3Dモデル構築(メッシュ) | 35秒02 | 43秒92 |
テクスチャ構築 | 1分08秒70 | 1分18秒31 |
このような結果となりました。手動ですので誤差はあると思いますがそれも1秒未満ではあるはずなので、やはりCore Ultraの方が優位というのは間違いないかと思います
これも実際の仕事の中で使うことが多いものですので、劇的な差ではないものの嬉しい部分ではあります。実際にはデスクトップで解析するわけですが、クライアントさんに粗々でいいからパッと見せたいときはありますので
推奨GPUには挙がってませんが、Intel Arcもちゃんと仕事してくれたようでホッと一安心です
Fire Strike(3DMark)
それではいよいよここから、Intelやベンダー各社がRyzen超えを謳うも『ベンチ詐欺ではないか』と叩かれている合成ベンチマーク「3DMark」を実施していきます
果たしてどうなるのか
OneXPlayer X1 35W | GPD WIN Max2 2023 35W | |
Graphics Score | 9486 | 8561 |
Physics Score | 24207 | 22763 |
Combined Score | 3477 | 3194 |
総合スコア | 8770 | 7967 |
うん、実機で比較しても超えてますね(笑)
というかiGPUで8500超えのスコアというのはかなりすごいです。数字のイカサマではなく、ちゃんとソフトに対して最適化すればこれだけの性能を発揮できるポテンシャルをIntel Core Ultraが内蔵するArc Graphicsは持ってるってことですよね
なぜそれを実ゲームに対してもやってくれないのか?
というのはゲーム目的の方からよく聞く意見ですが、ほんとその通りだと思います
Time Spy(3DMark)
最近のUMPCでは最も重要視される指標の一つとなったTime Spyです
OneXPlayer X1 35W | GPD WIN Max2 2023 35W | |
Graphics Score | 3741 | 2961 |
Physics Score | 9384 | 8769 |
総合スコア | 4111 | 3287 |
やっぱり超えてますね
こうして自分で試すまで私は、Core Ultraのスコアが良いのはCPU側のスコアが良いからだとばかり思いこんでいたのですが、こうして並べてみるとむしろGraphicsスコアの方に大きな差があることが分かります
これまた意外な結果ですね~あくまでベンチの上では、なんですけども
Port Royal&Speed Way(3DMark)
これらレイトレーシング系ベンチは重すぎるのであまり参考になりませんが一応
OneXPlayer X1 35W | GPD WIN Max2 2023 35W | |
Port Royalスコア(Graphics Score) | 1726 | 1706 |
Speed Wayスコア(Graphics Score) | 600 | 499 |
こんな感じになりました
同TDP(35W)における3DMarkテストでは、全てのベンチにおいてCore Ultra 7 155HがRyzen 7 7840Uを上回るという結果になりましたね。この結果だけ見たら、実際のゲームでもCore Ultraに期待しちゃう人が多いのは仕方ないことだよなぁ、と思います
どういうカラクリで3DMarkの結果だけが良いのか、その本当のところは分かりません。ただ、私はIntelが(ベンチ結果でライバルを叩いてドヤリたいから)ソフトに対しての最適化を頑張ったからだと思っています
もしそうなのだとしたら、その頑張りを実ゲーム・実アプリにも発揮してほしいと切に願います
VRMark
VR Readyとは言えない機体ではありますが、比較という意味で試しに実施してみます
OneXPlayer X1 35W | GPD WIN Max2 2023 35W | |
Orange Room | 3922 | 3537 |
Cyan Room | 3096 | 2353 |
Blue Room | 760 | 777 |
こんな結果になりました
どうでもいい余談ですが、最近自分はVRから離れていってしまっているので、これらの結果を見てもあまり何とも思わなくなってきてしまいました。なので次からはVRMarkはやらないかもしれません
ドラクエ10ベンチマーク
実用性皆無、思い出のベンチマークです
設定は例によって1920×1080・最高品質・フルスクリーン
OneXPlayer X1 35W | GPD WIN Max2 2023 35W | |
スコア | 18741 | 9075 |
評価 | すごく快適 | とても快適 |
このような結果となりました
常々思っていたのですが、このベンチは既に大半の機種がカンストしてしまうぐらいの軽いベンチですが、ハードウェアの組み合わせによってスコアが滅茶苦茶に変わります。まあ古いベンチだし仕方ないのですけど
最も良い結果になるのはIntel+Nvidiaの組み合わせで2万オーバーするのですが、AMDだと結果はかなり悪くなります。WIN Max 2だってハードの性能的には2万オーバー出せるはずなのに……
そして今回のIntel+Intelではこのような結果となっていました。なるほど、なんの参考にもならないと思いますが(笑)
FF14ベンチマーク(暁月の終焉)
これまたAMDだと結果が悪くなることが多いFF14ベンチです
設定はいつも通り、1920×1080・高品質(デスクトップPC)・ウィンドウです
OneXPlayer X1 35W | GPD WIN Max2 2023 35W | |
スコア | 8229 | 6532 |
評価 | 快適 | やや快適 |
このような結果になりました。なかなか良いスコアですね
ただ、実際見ていてGPD WIN Max2の3割増しでフレームレートが出てるのかというとそんなことは無さそうな感じでした。古いベンチなのと、ベンチ時には結果がよくなりやすいIntelらしさが出た結果なのかなぁというのが率直な感想です
FF14ベンチマーク(黄金のレガシー)
FF14の新しいベンチが出たのでこちらも実施していきます。次回からは暁月の終焉は実施せず、こちらだけ行っていきますのでその前哨戦という感じです
設定は旧バージョンと同じく1920×1080・高品質(デスクトップPC)・ウィンドウで、このベンチはデフォルトで超解像(DLSS及びFSRのみ。XeSSは無し)への対応が組み込まれていますので、有効/無効の両方で試しています
OneXPlayer X1 35W | GPD WIN Max2 2023 35W | |
スコア(FSR有) | 5741 | 3270 |
評価(FSR有) | 普通 | 設定変更を推奨 |
評価(FSR無) | 5024 | 3310 |
評価(FSR無) | 普通 | 設定変更を推奨 |
となりました。大差でOneXPlayer X1の方が勝っているようですが……
うーん、どういうことなんでしょう。これ、ベンチ上の差だけでなく動作を見ていて明らかにWIN Max2の方がカクカクしていました。FSRの有無による差も現われていないようです
私は実際にはゲームをやるわけではないので、超解像技術が実際にはどのようにゲームに対してメリットをもたらすのかあまり分かりません
なんとなくのイメージで、普通の超解像技術同様、ノーマル高解像度では動作が厳しい状況下において、低解像度をアップスケールすることでフレームレートを稼ぐものだと認識していました。しかしWIN Max2の方は全くフレームレートも上がっていない様子でした
これに関しては、私が安定版を望んでドライバを最新にしてないせいとかもあるのかもしれません。あるいはそれ以外のおま環的な要素かもしれません。なんにせよ実ゲームを遊んでいないゲーム音痴なもので、正直分かりませんし原因の特定もできそうにありません
なのでとりあえず計測結果として載せておきますが、あまり参考にしない方がいいかも? です。逆にゲームやられる方、この結果は正常なのか教えてほしいぐらいです。よろしくお願いします
FF15ベンチマーク
今時(というほどでもないですが)の結果が知れそうなFF15ベンチです
設定は1920×1080・標準品質・ウィンドウです
OneXPlayer X1 35W | GPD WIN Max2 2023 35W | |
スコア | 3664 | 3586 |
評価 | 普通 | 普通 |
このような感じでした。結果を見ると両者ほぼ互角という感じですね
ここまで色々とベンチを回してきましたが、たぶんハードウェア的にはどちらもそれほど差が無いiGPU性能なのかなと感じます。これはIntelの嘘や誇張ではなく、実際にちょっと使ってみてもマジっぽい気がします
そういう意味では7nmのプロセスルールで4nmの7840Uと互角なのはすごいと言えなくもない気もしてきます
ただ、やはりドライバやソフト回りが良くないのでしょう
ゲームという点に関しては、やらない自分では実体験を語れず申し訳ないのですが、今回いくつかベンチを回すだけでも正常に走らないなどおかしなことになっていた部分がありましたし、ユーティリティ(Arc Control Panel)のモッサリ感もストレスです。特に通知関連
このあたりが洗練されたらゲーム目的の方にも人気が出そうな気もしますが、現状ではやはり厳しいのかなぁと感じてしまいます
やっぱゲームやる人なら今はまだRyzenが安パイかと
CrystalDiskMark
最後はストレージ回りです。何気にOne-NetbookはSSDも自社製品なんですよねぇ
↑と初出時に書いてたのですが、さっき確認したらこの記事でも書いた蝉族の元祖HIKSEMIのSSDでした
お詫びして訂正します。どうりで速いはずですね
SDカードについては、使用しているカードはいつも通りこちらになります
本体SSD |
microSDカードスロット |
|
SEQ1M Q8T1 Read/Write | 7117.17 / 5974.92 | 96.61 / 86.94 |
SEQ1M Q1T1 Read/Write | 4883.84 / 5202.95 |
96.23 / 86.94 |
RND4K Q32T1 Read/Write | 927.28 / 674.74 |
11.96 / 3.94 |
RND4K Q1T1 Read/Write | 80.38 / 228.88 | 8.05 / 3.83 |
このような感じでした
私のGPD WIN Max2にはWestern DigitalのSSDが採用されていましたがそれと比較してもかなり速いです。といってもWD Blue SN580でしたのでこれは速度を抑えて発熱を抑えるタイプのSSDですから一概に優劣をつけられるものではありませんが
SDカードスロットについては本当にわずかですがGPD WIN Max2の方が優れていました。特にRead。とはいえ誤差レベルの違いでしたので同等だと判断してもいいのかもしれません
まとめ
ということで、今回はOneXPlayer X1のレビューと、こちらに採用されたIntel Core Ultra 7 155Hの性能を、現在主流のRyzen 7840Uとの比較を交えながらベンチマークで見ていきました
繰り返しになりますが、ゲームをやらない私にとっては非常に優れていると思える製品でGPD WIN Max2から乗り換えてこちらをメインに使っていきます。それはディスプレイ品質の優位性とクリエイティブワークでの性能の良さがハッキリしたためです
一方でドライバやユーティリティの未成熟感はわずかな時間でも感じてしまい、このあたりはイマイチだと感じる点でもあります
さらにゲームをやる方の場合、ゲームってその一目的のためだけにリソースを全振りする使い方ですので、CPUのbig.LITTLE方式の良さが全く反映されません
わざわざEコアを無効にすることがあるぐらいですのでね
そうなるとCore Ultraの利点が全く活かされずデメリットだけが際立つことになりますので、そういう意味でもやはり現状はRyzenを採用したUMPCを選択する方がいいのだろうなぁと感じました
次回の記事ではeGPUを接続した状態での違いなどを比較していく予定です
それではまた~
コメント
私も注文して発送を待っています。非常に細かいレビューに感謝です!
一番知りたかったペンの使用感については発送が遅れるとのことで非常に残念ですが、到着後のレビューもして頂けるのならとても楽しみです。
CoreUltraはAIに強いということで、生成AIの実力もとても気になっています。
匿名さん
コメントありがとうございます
ペンは残念でした。LenovoのWGPペンなら使えるという情報もあるのですが残念ながら記事で紹介したペンでは動かず……純正の到着を待ちたいと思います
生成AIについてですが、Meteor Lakeは34TOPS程度の性能と言われており、しかもこれはCPU+GPU+NPU全てを合わせた値となっています。Windows12のAI要件とされる40TOPSには届いていないですし、ましてNPUだけだとさらに性能は低い(実は34TOPSの大部分はGPUが占めている)ので過度な期待はしないほうがいいかもしれません……
私は最近Stable Diffusion Forgeばかり使っているのですがForgeは現在のところ普通のやり方ではNvidia GPU以外では動きませんし、無理やり導入することも可能ではありますがまともに使える状態ではありません……
もし時間があれば従来のAutomatic1111で試して、ペンのレビューと一緒に載せようかとも思いますがたぶんあまり良い結果は得られないと思います
貴重なレビューありがとうございます。ペンの発送がスケジュールすらまだ未定みたいな話があって、キャンセルしてサードパーティ製使おうかと思ってましたが、おとなしく待つことにします。
ゲームですが、MAX2で遊べてた人なら大丈夫だと思います。コントローラー装着させて、モンハンワールド最初から初めて、そろそろフリークエストコンプですが、他機種と同じく遊べてます。重さはありますが、グリップがなかったMAX2よりは疲れないですね。ゲーミングの性能は、7840U機よりは劣ってしまってますね。あちらだと重いと評判のドグマ2がフルHDでも遊べる程度にはフレームレートでますが、この子ではちょっと辛いですね。
手持ちもだいぶ手放してしましたが、発色というか彩度はayaneo kunよりもよいです。ayaneoには及ばないと思ってたので、驚きでした。
癖はありますが、サイズ的にも新鮮というか変態的で気にいってます。噂のAMD版出たら、たぶん買い替えてしまうかと。
匿名さん
コメントありがとうございます
別の方への返信にも書いたのですがLenovoのWGPペンなら使えるという情報も聞きましたが自分で確かめたわけではないので待てるなら待った方がいいかと思います
ちなみに私の試したペンは他の機種で他のプロトコル(MPP2.0)であれば使えたのでペン自体が壊れているということはありません。のでやはりX1では使えないということなのかと……
ゲームについてのご感想も教えて下さってありがとうございます。自分では分からないので参考になります
楽しく拝見させていただきました。私のONEXPLAYER X1も届きましたので、個人的に気になったCrystalMark Retroを2023/12/19付けのArcドライバで実行しましたところ、3Dスコア 1545,963,182,169 と低い値が出ましたのでドライバのバージョンが原因ではなさそうなことをお節介ながらお知らせします。もし何か分かりましたら追記いただけますと幸いです。
匿名さん
コメントありがとうございます
さらに貴重な情報もありがとうございます。ファクトリーリセットをかけて試そうかとも思っていたので助かりました
そうなるとますます原因が分かりませんが、しばらくは色々いじってみる予定ですので万一何か分かったらまた追記しますね