Cetus Xを2ヶ月ほど飛ばして感じた実機レビュー

Cetus X レビューガジェット

先日のCetus Proのレビューに続いて、今度はお兄ちゃん(?)にあたるCetus Xのレビューです

こちらの機種はCetus Proに比べると情報が少ないので使っている人も少ないのかな? という感じですが、この記事でイメージを掴んでいただければ幸いです

ただ、このあと詳しく書いていきますがこの機種は良くも悪くも“いい子ちゃん”な機種のため、飛ばした感じの感想などはあまり書くことが無かったりするのですが

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Cetus Xとはどんなドローン?

Cetus Proとよく似た見た目のCetus X

Cetus X レビュー

比べてみるとサイズはだいぶ違うことが分かりますがデザインは統一されている感じがありますよね。Cetus Proが1S/75mmサイズなのに対してCetus Xは2S/95mmサイズになります。2インチ機ですね

ただ、私も少しイメージ違いをしてしまっていたのですがこの2つの機種はコンセプトが異なっており、そのことは買う前に理解しておいた方がいいと思います

Cetus ProがTOFとOPFによって位置高度制御をし、初心者にも扱いやすいようにしたことをセールスポイントにしている一方で、Cetus Xは『Cetusのデザインで(ブランドで)一般的なFPVドローンを作る』ということをコンセプトにしているように感じます

ですのでCetus XにはCetus Proが持っているオートホバリングモードはありません。というかセンサー自体備わっていません

フライトモードも一般的なレベル/ホライズン/アクロの3モードで、Cetus ProのNモードに該当するモードはありません

さらに使用するユーティリティもBeta Flightになっておりその他の多くのFPVドローンと同じように使えます

見た目は似ていますがCetus Proの兄弟機というよりもBETAFPV自身や他の多くのメーカーが販売する“一般的なWhoop”の方に近い機体だと言えるでしょう。ですのでこの機種を選ぶ方は『一般的な2S/95サイズのWhoopが欲しい人』ということになります

BETA FCバージョンだと違う?

この補足をするとより混乱させてしまうかと思ったのですが一応書いておきます

実はCetus Xはカタログ上は2種類のバリエーションが存在します。一つは上にあれこれ書いたバージョンでBeta Flight対応のフライトコントローラー(F4)が搭載されているのですが、もう一つがCetusの他モデルと同じCetus FCを搭載したバージョンになります

もしこのCetus FCバージョンを購入した場合、上に書いた特徴は全て当てはまらない全然違う機種になります。従来のCetusシリーズと同じようにオートホバリングが可能なレーザー&光学センサーを備えたFPV Whoopになるんですね

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2SのWhoop機でオートホバリングが可能なFPV機としては、現状最も飛行性能の高い機体ということになります(DJI AVATAがあるけどあれは日本で使えないのでノーカンにしました)

じゃあそっちバージョンが欲しいよ

と思う人もきっといると思うのですが、このCetus FC搭載バージョンというのが実際に販売されているのを見たことがありません。もう半年近く、思い出しては度々チェックするようにしてるのですが、売り切れなのかまだ作られてないのか売ってないんです

ですので現時点ではこのバージョンは買えません(と思う)ので、この記事で書いてる内容はあくまでBeta Flight FCバージョンの話であると思って読んでいただければと思います

Cetus X(単品モデル)の内容物

Cetus XにもCetus Proと同様、単品モデルとFPV Kitの2つのバリアントが存在していますがCetus Xについては単品モデルを購入しました。先日の記事に書いた通り、Cetus Xキットに含まれるLiteRadio3送信機は技適認証を受けてないためです

単品モデルの内容物はすごくシンプルで

  • 本体
  • バッテリー 1S 450mAh × 2
  • 充電器
  • 予備プロペラ
  • リペアキット
  • USBコネクタ
  • 変なカード(公式サイトへのQRコードがプリントされてる)

となっています

Cetus X レビュー

2S機なのになぜ1Sのバッテリーなの? というと、Cetus Xは1Sバッテリーを2本同時に使用することで2S機として動作するようになっています。これ自体は別に珍しい仕組みというわけではないですが、Cetus Proとバッテリーが兼用できるということになりますのでどっちも持ってる人にはありがたいですよね

余談ですが、単品だとケースが付属しないのが残念と感じてしまいますがケースはCetus Pro FPV Kitと同じものになっています。つまり

Cetus X レビュー

Cetus Xの方がぴったりフィットだったりします

Cetus Pro FPV KitのケースにCetus Xを収納可能となっています! 単にコストを抑えただけかと思いますが、従来ユーザーを大事にしてくれてるようにも感じられて有り難いです

送信機について(OpenTX設定とバインド等)

キットでは無いので送信機は付属しませんが一般的なプロポが使用可能ですので全く問題ありません

Cetus X レビュー

Cetus Xの受信プロトコルはELRS 2.4GHzかFrsky D8の二択になっていますが、可能であればELRSを選択することを強くおすすめします。ELRSはやはり新世代の通信プロトコルということで通信の安定性・通信距離の強化だけでなく、感度も良いように感じます

うまく言えないのですが滑らかさ? サンプリングレートが違う? みたいな感じでヌルっと反応するみたいに感じます。認知バイアスかもしれませんが(汗)

しかしながらELRSは比較的新しい方式ですのでちょっと古いプロポだと対応してないことも多いかと思いますのでしっかり確認はして下さい。外部RFが使えるプロポならそれでも良いかもしれません。技適付きのものがあります

が、余計な出費が嫌ならド定番のFrsky D8バージョンを選択しましょう

OpenTX/EdgeTXでの設定方法は長くなってしまうのでまた別記事にまとめます

プロポでモデル作成が出来たらバインドしていきます

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付属のアダプタを機体に取り付けPCに接続

まずCetus XをPCに接続しBeta Flightを起動します

Cetus X レビュー

「受信機」→「受信機のバインド」を選択します

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プロポから「Bind」を選択

以上です。特にトラブルもなくすんなりバインドしました。そういえばBETA FPVの機体はあまりバインドで詰まったことがない印象です。有り難い

飛行性能と機能、フライトしてみての感想

最後にフライトさせてみての感想なのですが、いちばん最初に書いた通りこれと言った特徴がなく、正直なところあまり書くことがありません笑

なお私はアクロ(Air)でしか飛ばしませんので、その感想になりますことをご承知おき下さい

感覚を知るためにレベル(Angle)やホライズンでも何度か飛ばしはしましたが、もうアクロに慣れすぎてしまっていて、逆にAngle/Horizonではうまく操縦できなくなってしまったため感想がよく分かりません……すみません

まず機体サイズですが95mmサイズ(いわゆる2インチ機)で重量は55gですので比較的軽量な機体です。実際サイズのわりに持った感じは軽いです

モーターの方のサイズは1103で回転数が11,000kvとこのサイズでは比較的高速回転なモーターがついています。BETA FPV製ですね

機体重量が軽く高回転なモーターも付いている。では、それによって馬力を発揮してギャンギャン飛ぶのかというとそうでもありません。燃費のことも考えてか初期設定はかなりマイルドになっていると感じます

もちろんBeta Flightに対応しているわけですから自分で好みの調整をしていくことができますが、デフォルトの状態だと速度や反応など1Sのレース仕様とあまり変わらない印象を受けました。平たく言うとスピードは遅いです。でも応答性は良い

他のWhoop機と比較して「良いなぁ」と感じた点を挙げるとするなら

  • 軽いのにフレームの剛性はかなり高く、クラッシュしてもまず壊れないと思う
  • ドライバーやレンチ不要のカメラアングル変更が便利
  • 映像が見やすい気がする(Caddx Nano Antが優秀なのだと思われる)
  • 通信がかなり安定している(ELRSのおけげと思われる)

ぐらいでしょうか

大したメリットじゃないじゃん

と思うかもしれませんが意外とこれが馬鹿にできず、全て『安心できる練習』に直結しているなぁと感じます。Cetusシリーズを使ってきたユーザーが安心してステップアップしていけるようにというメーカーの想いが感じられるようで好印象です

私も昔は高速化を求めて軽量化にこだわったりしたこともありましたが、1回落とすとそれだけですぐ割れてしまったりして練習が中断されてしまうという経験を何度もしました。そうすると直すまで練習できなくて、結果モチベーションの低下につながるんですよね

その点これだけ頑丈なフレームを備えているCetus Xなら、何度クラッシュさせても(デフォルト速度域なら)壊れないと思うので、タートルモードで復帰させてバッテリーが切れるまで練習を続けられることと思います

慣れてきたらBeta FlightなりOpneTXでなり調整していけばよりピーキーな設定にしていけるだけのポテンシャルもある機体ですので、初心者の方からある程度の経験者の方まで結構おすすめかと思います

ただ、私の周りにも少数いるのですが『飛ばす技術はあるけどセッティングの知識が無い人』にはちょっと退屈な機種に感じるかもしれませんのでその点は注意です。アクロでも余裕で飛ばす技術はあるけどBeta Flightいじれません、とか、プロポ設定できませんて人が意外にいるんですよね

でもある意味、そういう人の練習機としても優れてると言えるのかもしれません。設定ミスってクラッシュしても頑丈だからまず壊れませんので(笑)

まとめ

今回はBETA FPVのCetus Xについて書かせていただきました

Cetus Proは系統図を取り扱ってる業者さんも多いのですぐに入手できましたがCetus Xは業者さんがなかなか見つからず無線局開局申請に手こずってしまいました

※Cetus Proのレビューはこちら

Cetus Pro 2ヶ月ほど飛ばして感じた実機レビュー
BETA FPVが発売する高度維持機能も付いたFPV入門機「Cetus Pro」について、ドローンインストラクターの筆者が実機を2ヶ月飛ばして感じた感想をレビューしています

この記事を書くために今回改めてサクッとチェックしてみたところ、系統図付けてくれる販売業者さんが増えてるようですのでこれから買う人はあまり苦労しないで申請できそうで良かったです

今回書けなかったプロポの設定(OpenTXでのモデル作成)については近日中に公開します。文字数が増えすぎてしまうので別記事に分けますが内容は難しくないので安心して下さい

それではまた~

コメント

  1. cetus xドローン本体は日本では問題ないが、cetus xについてくるコントローラーが技適がないから使えないので、自前のプロポを用意する必要がある、という認識であってますかね??

    • ぐっちさん

      コメントありがとうございます
      おっしゃる通りで、Cetus Xキットの方についてくるプロポが技適未取得となっていますので合法的な自前のプロポが必要になります
      Cetus Xの機体は使用可能ですが、無線局開局申請が必要であるというのは他のWhoopやレーサー機と同様です。ここはDJIとかの民生機とは違いますね

      記事中にも書いた通り、現在Cetus XはELRS 2.4GHzかFrsky D8の二択になりますので購入時は注意して下さい
      Frsky D8バージョンは日本のショップではあまり見かけずELRS版の方が多く流通してるように思いますが、ELRSは対応してないプロポも多いと思いますので

      参考になれば幸いです