分かってた。予想はついていました。いつかはこんな日が来ることは……
毎月無料で500MBのLTE通信が可能な神SIM、So-netの「0SIM」が8月31日をもってサービス終了してしまうことが発表されました
あ、神SIMとタイトルに書いてありますがTAKUMI JAPANの「神SIM」とは関係ありません。あっちは名前だけで値段も高いし、普通の格安SIMです(とはいえ払い下げMNO回線なのでMVNOよりは速いですが)
今回は今までの感謝の意を込めて、0 SIMの特徴を振り返りつつ、そのまま移行できるというnuroモバイルとの比較や、その他乗り換え先のSIMについて書いていってみたいと思います
あ、あとSIM系の記事って報酬が良いためか、広告目的の適当情報サイトばかりでうんざりしているので、この記事は一切アフィリエイト広告無しでいきます。収入目的ではない正確な情報を掲載している証拠になればと思いますのでご参考になれば幸いです
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今までありがとう 0 SIMの特徴
毎月のランニングコストゼロで通信が可能な真の神SIMだった「0 SIM」
残念ながらサービス終了を受け新規申し込みは今月17日で終了してしまいましたが、契約済みユーザーの方は今年の8月31日まで使うことができます
0 SIMは毎月500MBまでのLTE通信が無料で行えるというのが、唯一にして最大のメリットな通信サービスでした。LTEと言っても通信速度は激遅で、帯域制限がかかっているかのような速度しか出ませんでしたが非常に大きなメリットがありました
私の場合はカーナビへの使用です
カーナビアプリはそれほど通信量が多くなく、加えて通信速度もそれほど求められないため月500MBかつ遅い通信速度でも十分に満足して使っていくことができました。発生する費用はゼロです
スマホはもちろんのことセルラー版のタブレットでも、モバイル通信とGPSを併用することで位置情報の精度が高まります。Wi-Fiも併用すればさらに精度が高まります
これによってかなり正確なナビゲーションが無料で実現していたわけなのですが、今年の9月からはそれが不可能になってしまうため、このままではナビを使用する際はスマホのテザリングがポケットWi-Fiの利用をすることになってしまいます
そうなると上で書いたように、位置情報精度の低下が心配です……
ということで代替となるSIMを契約して今の使用感を維持していく必要があるわけですが、So-netからはSIMを差し替える必要なくそのまま「nuroモバイル」へとサービスを変更できる仕組みが用意されると案内されています
ということで次の章では、任意ではありますがそのまま継続して使うことも可能なnuroモバイルと今の0 SIMを比較してみたいと思います
nuroモバイルと0 SIMの比較
nuroモバイルは新サービスというわけではなく、既に運用されている既存の通信サービスです
つまり、nuroモバイルに引き継がれてそのまま0円で使えるという意味ではありません。ユーザー側のメリットとしては、新たに別契約しなくてもそのまま使っていけるよということだけで、しっかりお金はかかりますので注意して下さい
そんなnuroモバイルですが、最低料金で300円から使っていくことが可能です。この300円で出来ることは0.2GBのLTEデータ通信のみ。SMSなどオプションでつけられますが値段が上がります
ただし0.2GBの上限に到達したあとも通信不能になってしまうわけではなく、低速での通信が可能となっています。加えて低速制限中も通信の最初の数秒だけはLTE通信と同等の速度が出る初速バーストに対応していますので、メールチェックぐらいならストレスなく行っていけるでしょう
0 SIMなんて常時低速通信みたいなものだったんだから、300円で低速使い放題ならまぁいいんじゃない?
と思うところですがここに罠があります
一般的なSIM契約での速度制限中の速度は128kbps程度です。最近は200kbpsが主流になってきているかな? という感じ
nuroモバイルも平均より高速な200kbpsで通信が可能としていますが、実は300円で使える『お試しプラン』のみ、低速制限中の通信速度が32kbpsに抑えられてしまっています。パソコン通信のモデムかよ! って感じですね(笑)
いくら初速バーストがあると言っても、これは用途によってかなりイライラしそうですね。少なくとも私の目的であるカーナビでは少容量ながらも常時通信が必要なので、使っていくのはちょっと無理そうです。あ~あ
なお、nuroモバイルはdocomo、au、softbankの3社の回線に対応していますが、300円で使用可能なのはdocomo回線だけです。auとsoftbankは同じ『お試しプラン』でありながら月額料金が500円となっていますので、その点も注意して下さい
代替となるSIMはどれを契約するか……
ということでnuroモバイルは厳しそうということが分かりましたので、他社との契約を検討しなくてはいけません。0 SIMの代替なので、比較すべきは当然、各社の最安プランということになります
許容できる条件はこんなところでしょうか
- 月額料金は500円以下
- 低速でもいいので通信は無制限(超過分に課金されないこと)
- 低速制限中の速度は最低128kbpsは欲しい
この条件に当てはまっているSIMを一覧表にしてみました
プロバイダ | 通信会社 | 月額料金 | 高速通信データ容量 | 超過時の制限速度 | 備考 |
mineo(お試しコース) | docomo | 300円 | 0.2GB | 200kbps | 2か月しか使えない |
イオンモバイル | docomo、au | 480円 | 1GB | 200kbps | 低速制限状態で3日間の通信量が366MBを超えるとさらに速度制限される |
DMM mobile | docomo | 440円 | 200kbps | 低速通信のみ。3日間の通信量が366MBを超えるとさらに速度制限される | |
freetel | docomo | 499円 | 1GB | 200kbps | 申し込み停止中。再開の見込み無し? |
nuroモバイル | docomo | 300円 | 0.2GB | 32kbps | au、softbank回線も500円で可 |
予想以上に厳しい結果に……
まずmineoのお試しコースは2か月間だけしか利用できない文字通りの”お試し“なので論外です
イオンモバイルはかなり魅力的に思えます。LTEが1GBも使えるうえに、速度制限がかかっても200kbpsの速度を維持。3日で366MB以上は使えませんが、0 SIMユーザーは元々1か月で500MB以下の通信しかしてこなかった人のはずなので問題ないでしょう
DMM Mobileも同様ですが、イオンモバイルとの40円の差で1GBのLTE通信を捨てるかどうかが判断の分かれ目になってきそうですね。個人的には40円で1GBの通信量がもらえるならイオンモバイルの方に魅力を感じます
freetelも良さそうなのですが2年以上前から新規申し込みを停止していますので再開は絶望的な気がします。サイトを残しているのでワンチャンあるかもしれませんが、現実的じゃないですね
最後のnuroモバイルは先ほど紹介した通りです。最もランニングコストを下げられますが、低速制限時の速度の遅さが致命的です。これは仮に理論値いっぱい出たとしても0.03Mbpsという遅さ……。電波は大なり小なり絶対にスループットの低下がありますので、0.01Mbpsぐらいになってしまうのではないでしょうか
ということで
私はイオンSIMに乗り換えをしようと思っております
0円だった月額コストが480円になってしまうのは痛いですが、その分で毎月1GBまでなら今までよりも高速な通信にも使えるようになったと思えば我慢もできるというものです
ただ、無いとは思いますが低速制限中に3日で366MBの上限を超えてしまうとさらなる制限というのには気を付けないといけませんね。数値は書かれていませんでしたがnuroと同じ32kbpsだと思っておいた方が良さそうです。これだけは絶対に避けなくては…!
まとめ
今回は0 SIMサービス終了を受けての記事を書かせていただきました。記事を書いていて改めて
0 SIMって本当に素晴らしいサービスだったなぁ
と、しみじみ感じました。今まで本当にありがとうございます
とは言っても今年の夏までは使えるわけですのでそれまでは引き続きお世話になって、サービス終了直前になったらお世話になったSo-netをあっさりと見限る感じでイオンへ乗り換えたいと思います(笑)
恩知らずな気もしますが実用第一ですのでね。仕方ないですね
なお、お金に余裕のある方は600円とか800円とかもう少し月額料金を払えば、より手厚いデータ通信サービスも色々と視野に入ってきますのでそちらを検討してもいいかもしれませんね
それではまた~
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