「FEDELTA」対「MONSTER X」 車中泊利用での最強ポータブルバッテリーを考える

FEDELTA MONSTER X 比較 ガジェット

キャンピングカーの購入を考えています

と言ってもお金が無いのと大型車を運転する自信が無いのとで、軽キャンピングカーで探しているのですがそれにしても高いです

私はガジェットに関係する仕事をしていますので、AC電源が使えるという条件はマストになります。インバーターの出力も300Wや400Wでは心もとないので、やはり最低でも家庭用のコンセントと同じ1500Wは欲しいところ

しかし軽キャンパーでは1500W級のインバーターを備えている車種がほとんど無いことと、あってもあまり好みの外観でないわりに高くついてしまってちょっと躊躇してしまう自分がいます

そこで、ビルダーが用意するサブバッテリー+インバーターではなく、自分自身で車内利用に最適なサブバッテリーをポータブルリチウムイオンバッテリーで検討してみることにしました

最近の大容量ポータブルリチウムイオンバッテリーは1500W以上のAC出力が可能なものも増えてきており、ドライヤーだとかケトルだとか家庭用電子レンジなんかも使える機種が出てきています

FEDELTA MONSTER X 比較

画像引用:Makuake、ALLPOWERS

サブバッテリーをリチウムイオンバッテリーにすることで専門的な知識が不要で装備することができ、充電もお手軽で良好なサイクル充電も可能になるなど良いことがいっぱいあります

今回は「FEDELTA」と「MONSTER X」という2機種に絞りましたので、色々な観点から両者を比較していってみたいと思います

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「FEDELTA」と「MONSTER X」の比較早見表

まずは何はなくともスペックシートを比較してみたいと思います

FEDELTA MONSTER X
AC出力 1600W(瞬間最大3100W) 2000W(瞬間最大3300W)
ACコンセント数 6口 4口
容量 1260Wh 1700Wh
充電時間(0→80%) 1時間 1.5時間 ※1
波形 純正弦波 完全正弦波(純正弦波のことと思われる)
その他のポート種・数 USB×2、急速USB×2、USB PD Type-C×2、カーチャージャー13.6Vポート×1 急速USB×4、USB PD Type-C×2、カーチャージャー12V(※2)ポート×1
サイズ 40 × 21 × 27cm 37.5 ×24.5 × 25cm
重量 約13.6kg 約14.5kg
値段 実売16万円弱 定価15万2千円

このようになっています

どちらも素晴らしいスペックです。あえて言うならMONSTER Xの方が大容量で高出力なのに安い、と良いこと尽くめに思えますかね

FEDELTA MONSTER X 比較

画像引用:Makuake、ALLPOWERS

その代わりにFEDELTAの方は、これだけの大容量でありながら「X-Stream充電テクノロジー」というACアダプタを介さない独自の直接充電技術によって、1時間で80%まで充電できるという信じられない高速充電を可能にしています(満充電でも1.7時間!)

MONSTER Xも1.5時間て書いてあるじゃん

と思われるかもしれませんが、これはAC充電+DC充電+ソーラー充電を全て併用した時の最高値であり、AC充電だけの場合は3.5時間程度かかるようになっています。それでも超高速なんですけどね。FEDELTAが桁違いというか、もはや魔法の領域です

FEDELTA MONSTER X 比較

画像引用:Makuake、EcoFlow Japan

AC口数はタコ足配線すればいいだけなのであまり問題にはなりません。まあ4個とか6個とか、既に十分すぎる数が備わっていると思いますが

USBポートについてですが、どちらもPDに対応したType-Cポートが2口ついています。それ以外にType-Aポートが4口ついているのですが、FEDELTAの方はうち2口が急速ではない、普通のポートとなっているようです

詳細は不明ですが、いわゆる急速充電(5V2A=10W程度のもの)と比べて出力が低い可能性がありますのでちょっと注意かもしれません

カーチャージャーポートについてはFEDELTAが13.6Vと書いてあるのに対して、MONSTER Xの方は120W(最大130W)とありますので、恐らく12V定格なのだろうということでこう記載しました

FEDELTA MONSTER X 比較

画像引用:Makuake、ALLPOWERS

重さや大きさはどちらも大差ないですね。非力な私ですが、どうにか持ち運ぶこともできそうな重量とサイズです

FEDELTA MONSTER X 比較

画像引用:Makuake、ALLPOWERS

どちらを買っても良さそうなのですが……私はMONSTER Xの方を購入しようかと思います。ただしMONSTER Xはまだ発売されておらず、今のところクラウドファンディングで出資してゲットするしかありません

FEDELTAの方はAmazonで普通に買えますので、急ぐ方はこちらがおススメですかね

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エコフローテクノロジージャパン(EcoFlow Technology Japan)

デザインも洗練されてる感じがしてこっちも魅力的ですよね

いわゆる普通のサブバッテリーと比較した性能は?

今回私がこのバッテリーを購入するのは、キャンピングカーのサブバッテリーとして使用するためだと書きました

しかし車のサブバッテリーはスペック表記の仕方が違っているため、イマイチ違いが分かりづらいということもあるかと思います

ということでここでは、一般的なサブバッテリーとの比較の仕方についても触れてみたいと思います

ウンチクですので興味ない方は読む意味無いと思いますが、同じように車中泊等での使用を考えている方は参考にしてみて下さい

キャンピングカーで主に使われるのはディープサイクルバッテリー

章題の通りなのですが、キャンピングカーで主に使われるサブバッテリー(車内で電装を使用するための予備バッテリー)にはディープサイクルバッテリーが使われていることがほとんどです

ディープサイクルバッテリーは、車のメインバッテリーと同じ鉛蓄電池ですが、その特性が違っています

メインバッテリーはエンジンの始動という重要な役割があるため、瞬間的に大きな力を発揮できるよう作られています。その代わりに常に満充電に近い充電にしておかないと使用不可になってしまうという特徴があります

それに対してディープサイクルバッテリーは小電流を長時間使用することに優れ、繰り返しの充放電を行うことを前提として作られています。リチウムイオンバッテリーとほぼ同じか、やや劣る300~500サイクルの充放電で寿命を迎えると言われています

バッテリーの容量の考え方

ディープサイクルバッテリーの容量も基本的にAhの単位で表されます(稀にAで表記されているものもあります)

ただ、リチウムイオンバッテリーとディープサイクルバッテリー(鉛電池)では電圧が違っていますので単純にAhだけで比較することができません

例えば某比較サイトで軽キャンピングカー人気No.1となっていた「N-VAN COMPO」という車種は、42Ahのバッテリーを搭載しているようです。それに対して先ほど紹介したFEDELTAは350Ahという容量を誇ります。これを単純に

FEDELTAの方が容量が8倍以上もあるのか!

と考えてはダメだということになります。一般的なリチウムイオンバッテリーの電圧が3.7V(FEDELTAでは3.6V)であるのに対して、鉛バッテリーは12Vとなり、両者には大きな違いがあるのです

電圧の異なるバッテリー容量を比較するためには、電圧の違いも考慮した容量の表し方であるWhという単位に統一してあげる必要があるということになるわけなんですね

ちなみに

  • W(出力)=A(電流)×V(電圧)
  • Wh(容量)=W(出力)×h(時間)
  • Ah(容量)=A(電流)×h(時間)

です

つまり、Ah表記のバッテリーをWhに換算したかったから、『Ah(容量)×V(定格電圧)』してやれば良いということになります。計算は簡単ですね

実際に計算してみると、FEDELTAは1260Whという容量になるのに対して、N-VAN COMPOのサブバッテリーは504Whとなることが分かります

それでも大容量リチウムイオンバッテリーには敵いませんが、Ahの差から感じる印象よりも容量差は小さく、コストという面ではディープサイクルバッテリーにも魅力があることが分かりますね

FEDELTAは16万円だけど、ディープサイクルバッテリーなら1万円ちょっとで買えます。他にインバーター代もかかりますが、それでも安い!

具体例とその他の注意点

では例として、車中泊でテレビを見る場合を考えてみましょう。恐らくLED照明も使っていることでしょうし、今の季節のように暑ければ扇風機を入れているかもしれません

よく軽キャンピングカーがウリにしている装備に「19インチのテレビ」があります。調べてみると、消費電力は30Wと書いてありました

LED照明は白熱電球の1/6程度の消費電力ですので、40W電球相当の室内灯が4灯で26W程度。車種によっては間接照明も付いていたりするのでもう少し多くなることでしょう。扇風機は車載できるやや小型のもので調べたところ、15W程度が平均のようです

これらを全部合計すると71W程度となりますのでキリよく70Wとしてみたいと思います

先ほどのN-VAN COMPOではこうした生活を7.2時間続けることが出来ます。それに対してFEDELTAでは18時間こうした生活を続けることが可能となるわけです。超テレビっ子なお子さんなんかが居ても安心ですね

ただしこれはあくまで理論値であることも知っておく必要があります。電池残量は、放電のさせ方(電気の使い方)によっても減り方が違ってきたりするんです

主な注意点はこちら

  • ディープサイクルバッテリーの容量は5時間率で表記されているので、高電力を取り出し続けると想像以上に早くバッテリー切れになることがある
  • インバーターにも返還の際のロスがあるのでバッテリー容量全ては使えない。容量の80%程度と思っておくと安心
  • ディープサイクルバッテリーはメモリー効果があるので、想定しているよりも容量が少なくなる(ように感じる)ことがある

時間率とかメモリー効果とかを詳しく書くと長くなってしまうので今回は書きませんが、理論値めいっぱいは使えないんだなぁと思っておいてもらえればOKです。詳しく知りたい方は何か一つ参考書を買うのがおススメです。ネット情報は結構間違っているものも多いですので

まとめ

ということで今回は、主に軽キャンピングカーでの使用を想定した「FEDELTA」と「MONSTER X」という大容量ポータブルリチウムイオンバッテリーの2台巨頭を比較

……のつもりが、私の悪いクセでバッテリーのウンチクまで書くことになってしまいました(汗)

とりあえずこの両者はどちらを選んでも後悔はしないと思いますが、すぐに欲しい方は現状FEDELTAしか選択肢がありません。コスパがいいのはMONSTER Xの方ですので待てる方は待った方がいいかもしれません。あとはもうデザインの好みですかね

まあバッテリー云々の前に、まずは軽キャンパーを買わないと始まらないんですけどね(笑)

ただ、バッテリーをリチウムイオンモバイルバッテリーにすれば、家具(収納)やベッドはDIYも不可能ではありません。私にとってシンクは不要ですので、だったら軽キャンではなくノーマル車を買えば安く済んで、電装も必要十分な環境を用意することができそうです

車検が切れるまでに方針を決めたいと思います

それではまた~

関連サイト様

「Monster X」Makuakeプロダクトページ

「EFDELTA」製品ページ

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