DJI Mini 2（Mavic Mini 2）は以前のバッテリーも使えるけど注意が必要

この記事は短いです

リークというか、アメリカでは既にフライング発売などもされてしまっていたDJIドローンMavic Miniの後継機である『Mini 2』がつい先ほど発売されました。リーク通りでしたね

ちなみに「後継機」と書きましたが厳密にはアップグレード版であり、価格差があります。ですのでよりお手軽さを求める方のため、Mavic Miniも引き続き併売されています

私もとりあえずポチッと購入したのですが、買った後にスペックを見ていて気付いた点がありますので今回の記事を書きます

スペックだとか機能だとかは他のサイトでも腐るほど書いてあると思いますので、そうした情報を求めている方は公式サイト等をご覧ください

Mavic MiniとMini 2のアクセサリーに互換性はあるのか？

注意点とはこちらです

Mini 2はMavic Miniとほとんど同じ形状をしています。カメラの形状・大きさやバッテリーの形状・大きさはどちらも同じであり、アクセサリーには互換性があります。レンズフィルターをそのまま利用したりバッテリーをそのまま利用したりすることが可能なようです

ただし旧→新への互換性はあっても、新→旧への互換性はないことが明言されていますので注意して下さい。Mini 2用として販売されるアクセサリーはMavic Miniでは使えない可能性が高いという点に注意です

ところが

レンズフィルター等はいいとしてバッテリーには気を付けなければいけません。なぜならこの両者は仕様が違っているのですが、それと同時に重量が変わってしまっているためです

表で比較してみます

もうお分かりですね

互換性を持たせるため（というか単に使いまわしのため？）両者は同じ形状をしています。ただ、DJI Mini 2は4K撮影に対応したことで、バッテリーを除いた本体の重量が増加しています

すると日本の航空法に適合するよう199g以下に抑えるために、バッテリーの容量を少しだけ減らして重量を軽くするといった変更がなされています。メーカーの仕様表によると、その差は0.1g

たったの0.1gかよ！

と思うと思いますが、これが天と地ほど大きな違いをもたらすようです

DJI Mini 2は、機体重量Xグラム+バッテリー重量49.9gの結果が199gという重量なわけです。ということはXグラムの値は149.1グラムであり

Mini2に前モデルのMavic Miniバッテリー（50グラム）を装着しても199.1グラムだから航空法的にはOKなのでは？

と思ってしまいます

ところがDJI Mini 2のFAQにはこのように書かれています。以下、公式サイトより引用

アクセサリーの互換性

Mavic MiniのアクセサリーをDJI Mini 2で使用できますか？

Mavic Mini日本版のプロペラ、360°プロペラガード、Mavic Mini DIYクリエイティブキット、Mavic Mini スナップアダプター、Mavic Mini プロペラホルダーは、DJI Mini 2 日本版と互換性があります。DJI Mini 2 日本版はMavic Miniのバッテリーを使用できますが、電力が下がり、合計重量が200 gを超え、一部の国や地域によっては、登録が必要になります。ご使用の前に、現地の法律および規則をご確認ください。

とのこと

え～！？　どういうこと？？　0.1グラム増えただけなのに200グラムを超えると明言されているなんて……重量を大雑把に表記していて、それは四捨五入ですらなく小数点以下切り捨てでの表記だったということなんですかね？

いずれにしてもメーカーが明言している以上、模型飛行機扱いとなる200グラム未満というのは不可能なのではないかと思われますので注意して下さい。まあ飛行申請をすればそれで済むんですけど、その手間が無いのがMavic Miniの最大の利点かとも思いますし

それと、このクラスのドローンだと業務利用ではなく趣味利用が主になると思いますので包括申請での利用は難しいという点は悩みどころですね。やはり素直にMini 2用のバッテリーを買う方が良さそうです

ちなみにバッテリー容量が減ったのに飛行時間が18分と変わっていないのは『電力効率が向上しているため』と噂されていましたが、こうなってくると飛行時間についても同様にサバ読んでるのではないか？　と疑ってしまいます

バッテリーもMavic Miniよりハイパワーなものに変わったことが明言されてますし、もしかすると実際にはMavic Miniよりも飛行時間が短くなる可能性があるということは覚悟しておいた方がいいかもしれません

では今回はこのへんで