安くて使える水中ライト・ダイビングライト(ワイド照射)を探しまくった

ダイビングライト 水中ライト ワイド 照射 ガジェット

先日、水中ドローンについての記事を書かせていただきました

水中ドローンに落胆した私が「BW Space Pro」を分析してみた
ドローンインストラクターの筆者がかつて水中ドローンで失敗した体験に基づいて、新たに登場する水中ドローン「BW Space Pro」のスペックから実際に使い物になるのかを検証しました。水中ドローンのメリットや注意点も解説しています

この記事の中でも書いたのですが、水中ドローンは透明度の低い水中や暗いところでは照度が足りずあまり満足に使うことができません。でも、書いてからふと思いました

「暗いなら、ライトを増設して明るくすればいいんじゃない?」

先の記事で紹介した水中ドローンを買うつもりだったのですが、かつて私が買ってめちゃくちゃ後悔した水中ドローンPowerRayが6万円という激安価格で売っていたので、ライト増設に望みをかけてもう一度購入し直しました(笑)

我ながら「バカかな?」と思いますが、4Kカメラ搭載であることを考えるとBW Space Proを買うよりはるかにお得なのです

かつて暗さで失敗している以上、増設する水中ライトの性能に全てが懸かっていると言っても過言ではありません。それも、撮影に使うわけですので、スポットではなくワイド照射のライトである必要があります

高いものは色々とありますが、安くて良さそうな製品を選ぶのにめっちゃ時間をかけました

今回は私の迷走とその末の決断の結果。そして、購入したライトのレビューをお届けしたいと思います。水中ドローンへの増設目的で記事を書いていますが、安価で性能のいいダイビングライト(ワイド照射)を探している人の参考にもなるかと思いますよ☆

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水中ライトの種類について

増設するライトは水の中で使用しますので、「水中ライト」あるいは「ダイビングライト」と呼ばれる防水のライトから選ぶ必要もあります。その際、はじめに気をつけないといけないのがルーメンという明かりの強さを表す数値です

PowerRayは2灯合計で900ルーメンですので、増設するライトは最低でもこれと同等以上の1,000ルーメンは欲しいところです。近ごろ人気のGLADIUS MINIという水中ドローンが2灯合計で2,400ルーメンですので、1,000ルーメン以上のライトを付けられればほとんど同等の明るさを手に入れられることになります

しかしルーメンだけに注目すると失敗してしまいます

ライトには照射角と言われるものがあり、同じルーメン数であっても、強い光をピンポイントで照らすライトと、明るさは多少落ちるが広範囲を照らすことができるライトとに分かれています

ピンポイント照射のライトを「スポット照射」。広範囲を照らすことのできるライトを「ワイド照射」と呼びます

スポットライトは遠距離まで届く強い光ですが、撮影においては強すぎる光はハレーションを起こすうえ、照らせる範囲が狭いこともあってあまり向いているとは言えません。ですので水中撮影目的であれば、ワイドタイプの水中ライトを選ぶ必要がある、ということになるわけです

※撮影目的なら本当は色温度にも注目すべきなのですが、今回は激安ライト選びなのでその点は諦めました。こだわりたい方は色温度5000K前後のものを選ばれると良いと思います

ワイド照射の水中ライト選びは難しい!

このワイド照射のライトなのですが、探すのに非常に苦労しました。なぜなら、Amazonで売っているような手を出しやすい価格帯のライト(主に中国製)は、照射角の記載がほとんどないからです

国産や有名メーカー品だとちゃんと書いてありますが、例えば

これらは数万円という値段がしてしまいます。そのぶん記載されている数値に信憑性もおけますし、製品としての信頼度も高いのだと思いますが、いかんせん高いです

今回は実験的な意味合いだし、失敗しても諦めがつくようあまりお金をかけたくないなぁ……

ということで5000円以下ぐらいで探し始めてみました

 

まず注目したのがこちら

照射角120°に加えて驚異の28,800ルーメンの明るさを持つというライトです。しかしバッテリーは別売りで高くつくうえ、レビューを見ると「品質に不安がある」という意見が多く、また、パワーが強すぎて発熱もものすごいことになります

ドローンのボディにくっつけるわけですので、ボディが痛んでしまうのではないかと心配だったためこちらは諦めました

続いてこちらも120°という超広角照射が可能なライト

明るさも1,500ルーメンということで期待しましたが、いかんせん値段がちょっと高いです。それと120°というのは誇大広告ではないかというレビューもあり、いまいち信用がおけません。でも悪くはなさそうなのでとりあえずカートへ入れました

もっと安く、評価も良いものはないかと探したのがこちら

どこにも「ワイド照射」の文字は無いのですが、ユーザー投稿の写真を見るとそれなりの範囲を照らせていそうです(70度ぐらい?)。具体的な数値が書かれていないのが不安ですがとりあえずこれもカートへ

もっとうんと安いのはないかと探したのがこちらです

この値段で1200ルーメンでバッテリー&充電器付き! ユーザー投稿画像を見てもそれなりに広範囲を照らせているようにも見えます。ただ、Oリング(防水のためのゴム製リング)が2連というのと、照射角がはっきりスポットだと明言されているのが不安なところ。でも一応カートへ

 

どれも「あちらを立てればこちらが立たず」状態だなぁ……

と思っているとこんなライトが……

3,200ルーメンという明るさで、ユーザー投稿画像から判断する照射角も悪くありません。私がダイバーだったらこれに決めたと思うのですが、今回はドローンへの取り付けですので、20センチオーバーという全長と360グラムという重量はちょっと厳しかったためこれも諦めました。惜しい……

 

そうして迷走する中でついに出会ったライトがこちらです

明るさ1,000ルーメンというこちらのライト、IPX8防水で信頼がおけるうえバッテリーが2本もついています。使用する際は1本で大丈夫ですので、予備がついているということです

全長135mmで重量は110gと、ドローンにつけてもバランスを崩さないであろうサイズ

そして何よりも照射角がきちんと明記されています。説明によると72°とのこと。PowerRayのFOVが95°なので少し狭いかなとは思いますが、それでもしっかりと書かれているというのは安心感がありますし、照射具合がイメージができるのでポイントが高いです

値段は6,500円程度と予算オーバーなのですが、商品自体の10%OFFクーポンとショップの12%OFFクーポンがどちらも使え、5,000円以下で買うことができます

ということでドキドキしつつもこのライトを購入しました

水中ライト「ORCATORCH D520」のレビュー

次の日にはスパッと届けてくれたAmazonさんに感謝しつつ、早速テストしていきます

ダイビングライト ワイド

外箱はこんな感じです。中国製によくある箱潰れとかはなかったです

水中ライト ワイド

内容物です。バッテリーのスペアがあることに加えて、Oリングの予備があるのは親切だと思います。ストラップやマニュアルなどもついていました

ダイビングライト ワイド

嬉しい誤算だったのがこちら。箱の裏を確認すると、撮影に最適な色温度「5000K」のLEDが採用されていることが分かります。元々ドローンに備わっているライトとの相性がよくホワイトバランスが崩れないで撮影できそうです

水中ライト ワイド

そして肝心の照射角ですが、このような感じになっていました。72°ありそうにも見えますが…

ダイビングライト ワイド

んー…ギリギリ足りないようにも見えます。68°ぐらい? まあ、ワイド照射と言ってもよい照射角なのかなと思います

水中ライト ワイド

こちらも肝心の実際の照らし具合です。画像は、24mm広角レンズをつけたカメラにライトを取り付け撮影したものです。上下に余裕があるものの、左右は照らせていない範囲もあります。照射角72°だとこんなもんですね

PowerRayのカメラ画角はフルサイズ換算で20mmなのでこれ以上に広角です。理論上はさらに中央部しか照らせないことになりますが、その代わりセンサーが1/2.3インチで画素アスペクト比が4:3となりますので、この写真よりもう少し画面全体を照らせるようになるかもしれません

ちなみに中央だけが明るいのはこのライトが12°の中央ロングシュートビームと72°のワイドビームのハイブリッド照射方式を採用しているためです。距離があるときは気になりませんが、対象に接近している時は中央部だけが白飛びしてしまわないか少し心配です(画像は壁から1m地点で撮影)

まとめ

ということで悩みに悩んで「ORCATORCH D520」というワイドライトを買ったわけですが、買ってよかったかと言うと「良かった」と思います。質感も良くチープな感じもしないですし満足度は高いです。堅牢性も十分と思われ安心感があります

1,000ルーメンという数値通りの明るさも出ていると感じます

気になる点があるとするなら、ドローンに固定すると角度の調整ができないため、中央の明るい部分を避けるよう光軸をずらすことができないことでしょうか

手持ちでダイビングするなら、ライトの角度を変えて、撮影に最適な露出となるよう照らし具合を調節できると思いますが、ドローンはレンズ方向に軸を固定する予定ですのでそういった微調整ができないんですよね

カメラ自体がパンできれば良いのですが、PowerRayは……というか、民生用の水中ドローンはカメラのパンはできませんのでどうしようもないところです

元々ドローンに備わっているライトで明らかに光量不足の場合、もしくは設備点検などで狭い範囲をしっかりと確認したい場合などは間違いなく活躍してくれそうです

ドローンへの取り付けや、実際に撮影した映像。ライトあり/無し時の映りの違いなどはまた改めて記事にしたいと思います

それではまた~

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