AYANEO2はいつまでもダラダラと言い訳していて全然送られてきませんが、それよりも早くONEXPLAYER2が到着しましたのでレビューしていきたいと思います
Indiegogoで購入(出資)したもので、プロトタイプだとか貸与品ではなく製品版のレビューになります。例によって自腹購入品なので気に食わないところも遠慮なく書いていきます
第1弾の今回は性能ではなく、製品自体の品質だとか付属品についてなど全体的な概要をレビューしていきたいと思います
このあたりは動画で見た方がイメージ掴みやすいかなとも思うので近日中に動画でまとめようかと思い始めています。読むのダルいよって人はそちらをお待ちいただけたらと思います
開封~梱包状態・内容物・付属品など
外箱はこんな感じで、底面が少し潰れてたけど今回は良い方でした
早速開封していきます
私は今回キーボードもセットで購入してますのでキーボードと本体が見えます。国内版は今なら無料でもらえるらしいですね。箱ねえのかよっ! という感じですが仕方ないです
その下にはなんか色々ごちゃっと詰まってますが、これはIndiegogoの早期投資特典になってますので普通は付属しないはずです
さらにその下にはすごい雑にサムキャップが3個転がっていました。黄色いのはスキンです
こちらが一覧です
- 本体
- 専用キーボード
- 専用セミハードケース
- 保護フィルム
- サムキャップ3個
- 64GB microSDカード
- 黄色いスキン
- キャップ
- Tシャツ
うーん……いらな(ry
micro SDカードはスペックはクソだけどパンダは可愛い
TシャツのサイズはXLでした。着れないし着ません
コントローラー接続ドックが無いじゃん
あれは製作に手こずってる(?)らしくて3月以降の発送になるそうです
次に本体の内容物を見ていきます
化粧箱を開けると
内紙があって
それもどけると内容物が出てきます。上が本体、下段左がコントローラーで右側がチャージャーです
まず本体。詳しくは後ほど
本体をどけるとマニュアルが収納されています
マニュアルは中国語と英語で日本語記載はありません。日本国内版との違いですね
充電器です。ケーブルが編み込みなのは悪くないですね
充電器の出力は最大100Wです。でも、例によってプラグ折りたためない&穴が空いてないタイプですのであまり使いたくはないですね
本機の最大のウリである着脱可能コントローラーです。こちらについても詳細は後ほど
本体のレビュー
具体的なレビューに入っていきます。まずは本体から
第一印象はとにかく「厚いっ!!」の一言につきます。無骨すぎですよ
Nintendo Switch(有機EL版)との比較。しかもスイッチには保護ケースが付いてるのに、比べるとONEXPLAYER2の方が2倍ぐらい厚いです。しかしこれでもまだイメージが湧きづらいということで手近にあったこちらで比較
文庫本と同等の厚さというとイメージしやすいでしょうか。ONEXPLAYER2の厚さは『十角館の殺人』以上『月は無慈悲な夜の女王』未満です!
本体のみの重量は実測で714gです。感覚の話になってしまいますが、持った印象は「思ったより重くないかな」でした
ちなみに
新品なのに汚れてました。THE 中華クオリティです。最初は傷だと思って凹んでてたら汚れだったので、嫌な出来事のはずなのに何だか嬉しくなりました。汚れで良かったぁ~
続いて各部を見ていきます
正面は特筆事項無し。ベゼルは太いです
裏面にキックスタンドがあります
上面。ショートカットボタン。USB4.0ポートとUSB3.0ポート、イヤホンジャック、microSDカードスロットがあります
底面には認証関係の表示と、USB3.2ポート、ポゴピン接続端子があります
側面はどちらも同じですね。コントローラーと接続するためのポゴピン接続端子があるだけです
デザインははっきり好き嫌いが分かれそうですね。私はあまり好きではありません。その他気になる点を見ていくと、まず底面
Indiegogo版にも国内版同様(?)、技適マークの印字があります
あれ、でも技適って本当は番g……
昔はOne-Netbookもちゃんと記載してたんですけどね。日本のクソルールのせいでデザイン性損いたくないとかで止めちゃったのかなぁ。あまり言うと「技適警察ガー」とか言われるので自己責任てことで
※2月24日追記
さっき何気なくOne-Netbook日本公式サイトを見てたら、国内版には「技適本体『認証番号』刻印」という一文が書いてあったのでクラファン版とは違うかもしれません。実機を見てないので分かりませんが一応補足訂正しておきます
同じく底面ですが、USB Type-Cポートは置いて使う時に塞がってしまうのかという点
キックスタンドを最大開度まで拡げればわずかながら隙間があります。薄めのL字コネクタであれば使用可能かもしれません
ただしこの機種のウリであるポゴピン接続の専用キーボード使用時には、キーボード自身によって完全にポートが塞がれてしまうため使えません。もうちょっと設計を考えていただけると嬉しいのですけどね
次に、そのキックスタンド自身について
事前情報ではキックスタンドの角度は1段階のみで全開か閉じるかしかないと聞いていましたが、実際に届いたものは角度調整が一応可能でした
この範囲ならフリーアングルで調整可能です。最少開度に関しては本体の角張りを活かしてそのまま自立させることもできますから、90度~120度ぐらいで調整できるということになります
ただ、このキックスタンドは華奢です。フリーアングルの力もそんなに強くないので、画面を押したりすればすぐにヘニャっとなってしまいます。ペンで何か書いたりするのは出来ないと思った方がいいかと思います
起動していきます
ポートレート液晶採用だそうですが、スプラッシュ画面から横向きに表示されます
BIOSも横画面で操作できます。ゲーマーの方は違うのでしょうが、一般利用であればもうネイティブランドスケープかどうかを気にする必要もないですね
ちなみにBIOSにはPower Limitの項目はありません。こちらも今では専用ユーティリティで簡単に設定できるので、本当に楽な時代になりましたね
Windowsのセットアップ画面も横向きで操作できます
液晶品質は普通です。ゲーミングノートやクリエイティブ向けノートと比べるとどうしても見劣りしてしまいますがUMPCとしては必要十分なのではないでしょうか。この部分はAYANEO2が抜けてますね
コントローラーのレビュー
と銘打ってはいるのですが、私はほとんどゲームをやりません。特にPCゲームは皆無と言ってもいいですのでボタンの操作感などは書けません、すみません
ここでは全体的な概要について書かせていただきます
このコントローラーなのですが、これが思ってたより良いです。届くまでここが最も心配というかダメだろうなと思っていた点だったのですごく意外でした
重量は実測で149g(左右セット)でした。しかしこれがめちゃくちゃ軽く感じます
内部にバッテリーが入ってないこととサイズが大きいことで、スイッチのJoy-con(左右で100g前後)よりも軽く感じるのは驚きでした
装着感が特にビックリで、剛性がすごいです。まるで一体型なんじゃないかというぐらいガッチリとくっつきます。スイッチとは比較にならないぐらいしっかりしてると感じました。それでいて着脱はスムーズなので、ここは素直にメーカー努力を感じて素晴らしいです
私は同社のOneGX1 Proも持ってましたので比較するとその進化具合に本当に驚きです
コントローラーの発光部分がこちら。ボタンの記号が発光しないのはちょっと残念……なのかな?
個人的には、本当になぜブルーLEDをやめたのか悔やまれます。投票結果通りに青色LEDであればコントローラーの出来の良さと相まって本当にお気に入りのギミックになったのに
最後に、ゲームをやったわけではないですがコントローラーをいじってみた感想を書いておきます
- スティック:Switchと同サイズ。悪くないけどこのサイズだし取り外しも出来るんだから、フルサイズのアナログスティックでも良かったのでは?
- ABXYボタン:ストローク深め。浅いより個人的には好き
- Dパッド:ヘニャヘニャしてるように感じたけどこれが普通なのかな? Switchはボタン4つだからそれよりは使いやすそう
- LB/RB:幅広でどこを押しても押下できるので使いやすいと感じる
- LT/RT:トリガーが深すぎて自分がやる可能性のあるゲームでは使いにくそう。プロポーショナルな入力が必要なレースゲームとかだといいのかも? やったことないから分かりませんが
キーボードのレビュー
コントローラーと逆に、想像の斜め下をいったのがこちらのキーボードになります。すげー使いにくい、っていうか二度と使いたくないです
キーボードのデザインと重量がこちら。実測で149gでした
本体との接続はマグネットポゴピンです。吸着力は前モデルよりもかなり強く、メーカーが公表していた通り逆さまにしても落っこちることはありませんでした
品質・質感はパクリインスパイアされたであろうSurfaceキーボードカバーをイメージするといいと思います。タイピングするとたわむ感じとか、裏地がファブリックで埃で汚れやすい感じとかそのまんまです
ただ打鍵感は、こちらの方がSurfaceキーボードカバーよりも固め(反発が強い)でキーストロークも深いです
一見よくできてそうなのですが、短時間の利用ですら私は我慢できなかった不満を挙げていきます
- キーボード使用時はUSB3.2ポートを完全に塞ぐ
- タッチパッドがジェスチャーに非対応
- キーボードカバーが本体に吸着しない(プラプラする)
- キーボードカバーのサイズが本体に微妙にマッチしてない
- スリープはするがウェイクはしない
- コントローラーと同時使用時に一部動作がおかしい
1については先に書いたことなのでいいとして、2はけっこう重大です。例えば多くの人が使用するであろう二本指でスクロールするといったジェスチャーが使用できません。これは私にとっては致命的で、この一点だけでもう使う気になれません
3~5は事前に予想はついてたことで仕方ない部分はあるのですが、実際使ってやっぱり我慢できませんでした
Surfaceキーボードカバーはパタンと閉じるとマグネットで吸着してプラプラしないですが、ONEXPLAYER2キーボードにそんな気の利いた機構はなく、閉じても持ち上げればまたプラーンと垂れ下がってきます
また、これもマグネットがないせいだと思うのですが、キーボードカバーをパタンと閉じた時にはスリープしてくれるのですがその後改めてカバーを開いてもスリープから復帰してきません。復帰したければ電源ボタンを押さなければいけません
※試した限り、キーボードのキー入力ではスリープから復帰する時としない時がありましたので確実なのは電源ボタンでした
開いてエンターを叩けばすぐに再開できるのがラップトップの利便性です。まあ本来はハンドヘルド機なわけですからここを求めることが間違っているのかもしれませんが
そしてそもそもの話、キーボードカバーと本体のサイズが合ってないことも性格的に気になってしまいます
最後の6なのですが、キーボード単体で使用している時には各キー入力に問題がないのですが、コントローラーとキーボードを同時に接続した時に一部の入力が効かなくなる事態に遭遇しています
単キー入力は問題ないのですが組み合わせキーによるショートカットの一部が効かなくなり、例えばよく使うWin+Xで旧スタートメニューを開く操作などができなくなりました。コントローラーを外すと効くようになります。ポゴピンの通信干渉? 全く原因不明です
私はコントローラーは基本使わないわけですのでいいっちゃいいのですが、やっぱり気になります
全体的にこのキーボードは動作が良くない、操作性が悪いです。これは個体差かもしれないですのであくまでも「私の場合は」だと思ってください
まとめ
ということで今回はONEXPLAYER2のファーストインプレッション的レビューを書かせていただきました
競争から、UMPCの品質は年々上がっておりこちらの機種も想像以上に良い部分が多くありました。値段も上がっているわけですからそうでないと困るのですが、それにしても嬉しい進化です
しかしながらまだ残念な部分もあり、特に個人的に期待していた一体型キーボードがまともに使えそうもないというのはガッカリです。ゲーム目的の方と、普通のWindows機の一つとして使用したい人とでは全然評価が違う機種なのかなぁと感じます
結局折り畳みキーボードを持ち歩いて使うことになりそうで、それならAYANEO2の方を主で使っていきますのでこの機種とはすぐサヨナラすることになりそうです(泣)
その前にベンチマークを回したり、動画レビューは作っておきたいと思いますのでそちらはまた近日中にお届けしたいなと思っております
※2月25日追記:更新しました
それではまた~
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