SMACHの悪夢再び!? Ryzen4000搭載7インチUMPC「AYA Handheld Game Console」に注意

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日本でもGPD WIN Maxの予約が開始され期待が高まる一方で、OneGXの方はとりあえずComet Lake搭載機をリリースしてお茶を濁すという方針となってしまいガッカリ・・・という感じのUMPC界隈

そんな中、新たな7インチの超強力UMPCの情報が解禁されはじめています。その名は「AYA Handheld Game Console

7インチという小型サイズでありながらAPUにRyzen4000シリーズを採用し、GPU性能は驚異の1.79TFLOPSに到達するとのこと。これは何とGTX1050とほぼ同じ性能です!!

……UMPCに詳しい方はこの時点で既に怪しさMAXだと感じることと思いますが(笑)

今回はそんなAYA Handheld Game Consoleがどんなものなのかという紹介と、本当にリリースされるのか? SMACH Zの悪夢を繰り返してしまわないのか!? という点を書いていきたいと思います

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AYA Handheld Game Console(AYA-EVE)の特徴・スペックなど

AYA Handheld Game Console7インチという筐体にRyzen4000シリーズプロセッサを搭載したハンドヘルドUMPCです

AYA Handheld Game Console AYA-EVE スペック

画像引用:Youtube

画像から判断するに、恐らく商品名は「AYA-EVE」でしょうか

AYA Handheld Game Console AYA-EVE スペック

画像引用:Youtube

7インチと言いつつデカいじゃないか!

と思われるかもしれませんが、OneGXと同じようにゲームパッド部を取り外すことが可能となっていますので本体部はそれなりにコンパクトになるようですね

AYA Handheld Game Console AYA-EVE スペック

画像引用:Youtube

AYA Handheld Game Console AYA-EVE スペック

画像引用:Youtube

ちなみにゲームパッドはRGB発光可能となっています

APUは最新のRyzen4000シリーズ――具体的にはRyzen4000のUシリーズ採用となります

Ryzen4000Uシリーズは7nmプロセスルールによって製造されたTDP15Wのプロセッサで、いくつかのバリエーションがありますがかなり強力で

プロセッサ名 コア / スレッド クロック ベース / ターボ
Ryzen7 4800U 8C / 16T 1.8GHz / 4.2GHz
Ryzen7 4700U 8C / 8T 2.0GHz / 4.1GHz
Ryzen5 4600U 6C / 12T 2.1GHz / 4.0GHz
Ryzen5 4500U 6C / 6T 2.3GHz / 4.0GHz
Ryzen3 4300U 4C / 4T 2.7GHz / 3.7GHz

絶対ないとは思いますが仮に最上位のRyzen4800Uが採用された場合、Ice Lakeのi7-1065G7と比較して、シングルスレッド性能で+4%、マルチスレッド性能で+90%、GPU性能で+28%上回るという性能を発揮できるとしています

まあ最上位は無いとは思いますが、一覧表を見る限りではRyzen5 4600Uが最もコスパが高そうで魅力的に見えますね

RedditにはRyzen5 4500U採用だという書き込みがありましたが真偽は不明です

AYA Handheld Game Consoleのその他の特徴としては、16GB LPDDR4Xメモリ、PCIe接続のSSD、WiFi 6対応、47Whのバッテリー等々のスペックが明らかにされています

AYA Handheld Game Console AYA-EVE スペック

画像引用:Youtube

現時点で明かされている部分を一覧表にまとめたのがこちら(※カッコ内はRedditに書き込まれたメーカーの方? による情報です)

項目 仕様
APU(CPU) Ryzen 4000 Uシリーズ(Ryzen 4500U)
GPU 7nm Vega
メモリ 16GB LPDDR4X(LPDDR4-4266 16GB)
ストレージ NVMe 2280サイズ SSD(NVMe 2280 512GB)
ディスプレイ 7インチマルチタッチIPS液晶 HDフルラミネーション(解像度1280×800)
I/Oポート類 USB Type-A、micro SDカードスロット、3.5mmヘッドフォンジャック
通信 WiFi 6、Bluetooth5
バッテリー 47Wh
その他の特徴 取り外し可能な振動機能付きコントローラー RGB発光機能あり
サイズ・重量 不明(厚さは16mm)

見ているだけで笑ってしまうスペック表です(笑)

発熱のすごいRyzenで7インチの筐体にTDP15WのAPUを載せられるのでしょうか? クロック制限を課すことで実現するのでしょうか? では動画に映っている1.79TFLOPSは絶対に実現できませんがその整合性はどうするのでしょうか?

しかし驚くべきことにメーカーはこの機種の動作プロトタイプを7月に発表すると言っているのです

海外フォーラムの反応は・・・?

私はReddit でこの機種を知りましたが、そちらに書かれていた海外ギーク達の反応を引用(意訳)させていただいて紹介してみます

これを16mmの厚さで作るならレゴで作らないと無理だよ

ベンチのページではRAM8GBになってるじゃん。ゲームパッドもBluetooth接続のものだよね? これはちょっと信じられないな
でもベンチスコアだけは本物っぽいね

これはGHF51とかUDOO BOLTみたいなSBCから作ったフェイクでしょ

これが市場に出回ることは無いだろうね。まるで第2のSMACH Zを見ているようだ

と、なかなか厳しいご意見。まあ当然ですかね(笑)

彼らがそういうAYA Handheld Game Consoleのティザー動画、及びベンチ動画こちらです。動画のコメント欄にもいくつかコメントがありますので参考になるかと思います

SMACHもそうですが、個人的にはPGSの悪夢を思い出しました

まとめ

ということで、恐らくかなりの高確率でフェイクだろうと思えるAYA Handheld Game Consoleですが、こういう機種には夢がありますよね

日本の某匿名掲示板では「信じる奴が出るからこういう情報はクソ」みたいな風潮がありますが、海外では意外とジョークとして受け入れられている印象があります

私個人としてもこうした情報を見て、そこに使われているテクノロジーを色々と調べてその特徴を学んでいったり、その結果として嘘か真か自分で判断できるようになっていったりと、それなりに有意義というか面白さを感じます。私がガジェオタだからそう感じるだけですかね?

信じるか信じないかはあなた次第です。ただ、これを機にRyzen4000について学んでいって、いつか本当に出るかもしれないRyzenハンドヘルドに想いを馳せてみるのもいいかもしれませんね

それではまた~

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