※5月2日 記事大幅アップデート
公式でも徐々にその姿が明かされてきたOne-Netbook社の7インチUMPC「OneGx」ですが、実はネット上(主に海外)ではリークがたくさん登場しています
それらのサイトの利用規約などを数日熟読し、どうやら引用するのは問題無さそうだと判断しましたので、今回は各種リークの紹介とリーク画像から新たに推測したスペックなどを書いていってみたいと思います
もし私が規約を読み落としていたりする場合――各種サイト様の規約を侵害する思惑は一切ありませんので、ご連絡いただけましたら直ちに画像削除等対処させていただきます
規約(Terms)を読んだ限り大丈夫だと思うのですが・・・
5/2現在公式から発表されている情報のおさらい
まずは公式サイトが発表してくれている情報をもう一度確認しておきます
本体デザインはこちら
赤系のカラーと青系のカラーがあります。変更されたのかカラバリなのかは不明です。後方にAlien〇are風の排気口が備わっていることが明かされています
キーボード配列は上記。このままだとF1~F12キーが2段目にあるという残念な配列ですが、現在日本語キーボード配列を募集しているのでそこでの改良に期待です
そしてこの機種のウリでもある、ニンテ〇ドースイッチのジョ〇コン風コントローラーがこちら
本体カラーに合わせた赤系のカラーとなっています。青系の場合はコントローラーも青色になる模様。十字キーが分離している点がかなりバッドですが仕方ない、我慢するしかなさそうです
その他、外観ではありませんが明かされていることとして
M.2スロットが空いているのでそれを利用して4G / 5G通信モジュールを搭載したり、ストレージを最大2TBまで強化するといったカスタムをユーザーが選択できるようになっているとのこと
これが全てとなっていました
OneGxについてリークされている情報
海外ではこれ以外にも公式のものと思われる画像が出回っています。フェイクの可能性も無くはないでしょうが、それなりに信憑性がありそうにも見えますので、信じるか信じないかはあなた次第
まず本体について。こちら、コントローラーとドッキングしているレンダリング画像が出回っています
こうして見るとPCというより完全にゲーム機って感じですね(笑)
まず目を瞠るのはそのベゼルの狭さです。これが本当だとしたらかなりコンパクトですので驚きです。そのサイズ感については別のリーク画像もあります
ニンテンドースイッチとの比較です。これによってサイズを予想できそうですので、記事後半で測定してみようと思います
そして後方に備えられた大型排気口のせいでYogaスタイルが無理になったわけですが、GPDのデバイスのようにクラムシェル型のまま操作するのかな? と思っていたら、ちゃんとSwitchやVITAのようなスタイルに変形してくれることが分かります
それを実現しているのがこちらの機構
ヒンジによる回転ではなく、フリップタイプの折りたたみ機構を採用しているようです。強度が心配という点は置いておくとして、これは中々面白いですね
また、こちらの画像からはOneGxの底面に吸気口が設けられていること、そしてオプション扱い(?)なのか分かりませんがクーリングファンのついた背面ボードのようなものが存在する可能性が見てとれますね
ただ、フリップ機構についてなのですが、メーカーが公式に公開しているレンダリング画像を見ると、そのようなフリップ機構があるようには見えません
ということで残念ですが
フリップ機構をイメージしたこちらの画像はガセだった可能性が高そうです(あるいはプロトタイプレンダリング画像の一種とか?)
それから本体のバージョンとして新たに、ガンダムとのコラボバージョンが企画されているというリークもありました
正直ちっとも興味が持てないのですが、ステキなカラーリングになってくれるのなら楽しみです。トリコロールは嫌ですが(笑) ロゴとかイラストがプリントされてたら個人的にはガッカリです
ちなみに未発表のシルバーバージョンの画像もリークされています
これがガンダムモデルだったり・・・?
それと、背面吸気口が好みのカラーで発光させられることもリークされました
どこまでもAlienwareリスペクトで突き進むようですね
続いて仕様についてです
ちょっと見づらいのですがこのような画像も公開されていました
まず、左側面にUSB Type-Cポートが一つ備わっているのが見てとれます。何やらロゴが印字されていて「まさかサンボルか?」と期待してしまいますが、単なる電源マークかもしれません
続いて後方のI/Oポートですが、USB Type-Aポート(らしきもの)が1つ、USB Type-Cポート(らしきもの)が2つ、イヤホンジャックが1つあるのが確認できますね
HDMIポートは無くなっちゃったの? という感じですので、もしかしたらUSB Type-CポートではなくマイクロHDMIポートかもしれません。まあこれだけType-CポートがあるならHDMIポートは不要ですけどね
右側面は全く分からないので、できたらこっちにmicroSDカードスロットがあると嬉しいのですが
……なんてことを予想していたら、その後スペックシートのリークがありました
これによって全ての仕様が分かるわけですが、注目すべきはUSB4の採用です
USB4は現行のUSB3.Xに変わる新規格で、理論上の最大値がUSB3.1で10Gbps、USB3.2で20Gbpsとなっている現状に対して40Gbpsへと大幅に向上しています
これはthunderbolt3と同じで、さらにUSB4はUSB3やサンボルとの互換性を持っています。というか、USBにthunderbolt3をまるっと内包させたのがUSB4です
つまり、サンボル接続の外付けGPUを使える可能性があるってことになります!

ただし一口にUSB4と言っても、シングルレーン伝送のUSB4 Gen3だった場合は理論上最大転送レートが20GbpsとなりますのでeGPUは無理だと思われます
このスペックシートの真偽は不明ですが、もし本当だったとしたらスゴイことだと思います。ただUSB4の登場はずるずる伸びていていつになるのかハッキリせずちょっと不安もあります
リーク画像から予想したOneGxのサイズ
先ほど紹介したリーク画像は縦横厚さがそれぞれ写っているものがあり、また、スペックが既知のニンテンドースイッチも一緒に写っていますので、ここからOneGxのサイズを予測してみたいと思います
こちらの画像、多少レンズの歪曲があるようですので誤差は出ると思いますがご容赦下さい
位置を修正してグリッドを重ねました。数字はグリッドの数で、イコール比率となります
ジョイコンを装着したニンテンドースイッチの横幅は239mmと公式に発表されています。ここから比率計算すると【25:18=239:X】となりますので、XつまりOneGxの横幅は、約172.1mmということが求められました
続いて縦幅ですが、ニンテンドースイッチの縦幅は102mmです。ここから先ほど同様に計算すると、OneGxの縦幅は約136mmとなりそうです。OneGxの縦横比でも大体同じ数値となります(約133.9mm)ので、ざっくりとですが合っていると考えていいでしょう
最後に厚さです
こちらの画像であれば横幅と厚さの比率が求められそうです
真っすぐにしてグリッドを重ねました。数値は比率ですので先ほど同様に計算するとOneGxの厚さは約18.9mmとなりました
ということで目分量ではありますが、OneGxのおおよそのサイズは『172.1 × 136 × 18.9mm』ぐらいではないかと予想できます
これはiPad miniの横幅を3センチ縮めたぐらいのフットプリントですね。と言っても厚さは全然負けてます。大体3枚重ねたぐらいの厚さでしょうか(笑) せっかくなのでiPad mini、そしてGPD Win Maxとのサイズ感の比較図を用意してみました
こうしてみると、このコンパクトさは中々良いのではないかと思います♪
まとめ
真偽はともかくとして、リーク画像を改めて検証したことによってOneGxの新たな魅力に気づくことができました
やはりベゼルの狭さがもたらすコンパクトさはかなりいいですね。画像には載せていませんが、ジョイコン未装着状態のスイッチ、ジョイコン装着状態のスイッチにそれぞれサイズを合わせてきているように感じます
画像が荒いので測定には誤差があると思われる点はご了承下さい
それではまた~
参考サイト様
コメント
私見ですがThunderboltの搭載について、Tiger Lakeを搭載する以上TB4の搭載はほぼ確実だと思います。
(Tiger Lakeは標準でTB4コントローラがオンダイ統合されてますので逆に搭載しないほうが変ではあります)
また、TB4はTB3と互換性があるようなのでTB3用のeGPUも使用できるんじゃないでしょうか。
TB4とUSB4の関係はイマイチ不明ですが、USB4はTB3を内包する事を考えると単にIntel内部で分かりやすくすためだけのリネームなんじゃないかと思えてきます。
参考
Tiger LakeとTB4の関係
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/1227712.html
TB4の後方互換性
https://project.nikkeibp.co.jp/idg/atcl/19/00001/00076/?ST=idg-cm-hardware&P=2
USB4≒TB3
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/20190305012/
Lynxさん
コメントありがとうございます
鋭い推察だと思います。現時点でThunderbolt4については相変わらず曖昧模糊ですが、私も個人的にはTB3を広く使用できるようにしたことと並行してのリネームだと考えています
リネームはintelやnvidiaの十八番ですからね(笑)
USB4はTB3を内包していますのでeGPUは(相性問題を別として)使用できると思いますよ
「そう書かなかったっけ?」と思って記事を読み返したら、USB4がGen3だった場合ということを書いていたんですね
20Gbps転送のUSB4 Gen3が理論上は存在しておりOneGXが「USB4」としか書いていない以上、そうした可能性もあるよということをお伝えするために書いたのだと思います(あまり覚えてない汗)。多少わかりやすく修正しておきました
デュアルレーンであるUSB4 Gen3×2を使わない理由はあまり思いつきませんので無いと思いますが、コスト面等でケチられるというのは中華ガジェットの宿命でもありますので念のためですね
ちなみに記事中にはああ書いてますが、もし20Gbps接続だったとしてもeGPUが使える可能性もあると考えています(TB2に強引にeGPUをつなげていたかつてのMacBook proのように、真っ当な方法ではないとしても)。ただ、これだけ帯域が絞られると使えたとしてもGPUのパフォーマンス低下がひどいことになりそうですけどね
貴重なご意見ありがとうございました