これまで何度ウソのリーク情報に惑わされてきたか分かりませんが……
SONYのフルサイズミラーレス一眼3兄弟の一角を担うα7Sシリーズに、最新モデルとなるα7S Ⅲが登場するのではないかとのリークがsonyalpharumors に登場しています
α7Sシリーズはα3兄弟の中の『高感度』に特化したモデルという位置づけでしたが、登場当時から動画機としての評価が高く、次期モデルにもその点を期待する意見がとても多いです。私も初代を動画機として未だに使用しています
もちろん高感度番長に期待する方もたくさんいると思います
画像はぜひともリンク先で確認していただきたいのですが、その情報はというと うーん……という感じでしたので、この記事では噂のまとめと私の勝手な所感を書き殴ってみました
リークされたスペックについて
まずはリークされたα7S Ⅲに関する情報（噂）をざっくりとまとめてみたいと思います
- 画像リークはこれが初である
- 4K 120P撮影に対応
- 8Kには対応しない
- Panasonicの動画特化機S1Hと同様、排熱のための機構が付く
- EVFのアイピースが大型化しているっぽい
- 名称がα7S Ⅲ（又はα7S Ⅳ）になるかどうかは不明
- 希望的観測は1月のCESで発表。現実的に考えるなら4月のNABで発表
とのこと
画像付きでのリークは私の知る限りでも確かに初ですのでこの点は嬉しいと思います。しかしスペックに関してのリークはほとんど無いと言ってもいいぐらいなのでちょっと残念ですね。噂されていた積層センサーとかどうなったのか早く知りたいです
動画機能については4K 120Pは妥当だと思いますが色深度の方はどうなっているのかが気になります。SONYは上位機――というか動画専用機も販売しているため、それとの忖度によって10bitの色深度には対応しないのではないかと言われています。正直、私もそう思っています（泣）
大人の事情は分かりますがユーザーの声を反映してくれると嬉しいのですが……
8K撮影非対応に関しては、オーバースペックかなとも思いますので個人的には無しでもあまり気になりません。熱問題が深刻化したり、センサー画素数が極端に増大するぐらいなら無い方がいいとすら思います
そんな熱問題ですが、PanasonicのS1Hと同様、α7S Ⅲにもボディ裏側に排熱のための機構が付くのではないかと噂されています
本体が少し厚くなり、スリットが空き、内部にはファンが組み込まれるのでしょう。ここは評価が分かれそうなところですよね～
α7S Ⅲをスチル機として使いたい人にとっては「そこまでして4K 120Pにこだわらなくても…」という感じでしょうが、動画専用機ぐらいの感覚で捉えている人には「妥当な判断」だと思われるのではないでしょうか
続いてアイピースの大型化ですが、これは以前から噂されている500万画素オーバーの新しいEVFが搭載される証左と期待して良さそうかな？ と感じてワクワクしています。EVFが大きくなり今までより後方にせり出したとしても、放熱機構でボディも厚くなるのでバランスはとれているってことなんですかね
最後の名称についてですが、噂が本当ならこれは恐らく他のモデルと比べて開発期間が長く空いてしまったため、今さらナンバリングを続けるのはどうなのか？ という判断によるものなのではないかと思います
また、α7の冠を外すことでボディシェイプの大幅な見直しも行えますのでこの点は良いのではないかなと感じます。と言ってもビデオカメラのような形状になったらそれはそれでちょっと嫌ですけど（笑）
発表時期については、画像によるリークが出てきたという点から発表が近く来年1月のCESで発表されるのではないか？ というのが希望的な見方です。しかしこれまでの動きを考えると4月のNABぐらいまで引っ張られるのではないか？ というのがより現実的な見方であるようです
リークされた画像から感じること
続いて画像を見て思うことです
元画像はリンク先でご確認いただきたいのですが、リークされたのはたった1枚の画像です。この画像から分かることは2点
- 本体が厚くなっているのは確実っぽい
- ポート配置が変更になっている
ということです
スケール感が分からないので何とも言えませんが、一緒に写っているRODEのマイクのサイズ感やポートのサイズ感から、高さについてはこれまでと同じぐらいなのかな？ と予想できそうです
仮に高さがα7R Ⅳと同じなのだとしたら厚さは1.2倍ぐらい？ になっているように見えます。例の排熱機構のための厚み増というは、この画像が真実であるならかなり説得力のある噂と言えそうです
ポート類については、画像を見る限りではボディの上半分側に2列でまとめられているように見えます。HDMIポートやUSBポートの他、3.5mmジャックのように見える穴もあるようですね。リーク画像自体がRODEの外部マイクを装着していますので、マイク端子があるのは間違いないでしょう
さて。この画像を見て最初に感じたのは「うーん……」という感想でした
今さら初代α7Sのサイズ感に戻ってくれるとは思っていませんでしたが、それでもα7S Ⅱのサイズ感は維持してほしいという思いがありました
しかし公開された画像はやや厚ぼったい感じになってしまっていますし、スタイルの変更からなのか名称についてもα7S Ⅲになるかどうか分からないと書かれています
個人的には
そうじゃないんだよなぁ～
と思ってしまいました
ミラーレス一眼として使いやすい形状であり、高感度耐性がすさまじく、そして出てくる画は低画素のアドバンテージを活かした豊かな階調である点がα7Sの魅力だったと思っています
もちろん動画機として使っていますので動画機能はそれなりには欲しいのですが、スチル撮影をする際に持ち出す気にならないような形状になってしまうと、それなら他の機種でいいやという気持ちになってきます
このあたり、ブラックマジックのPocket Cinema Camera 4Kと似た印象を持ちました
パナが動画に強い機種をどんどん出してきますので焦りがあるのかな？ と邪推してしまいますが、これまでのモデルで培ってきた魅力は残す方向で新モデルを出して欲しかったなぁというのが第一印象です
まあ尤も、この画像が真実かどうか？ 実際の撮影性能はどうなのか？ サイズや重量は？ などの詳しいことは何も分かっていませんので、自分の妄想に対して勝手にネガティブになってるだけとも言えるんですけどね（笑）
まとめ
ということで、まとめてみると実際にはまだほとんど何も分かっていない・画像が1枚登場しただけで悲観することはない、ということに改めて気づくことができました
まだ失望する時間じゃないぞと自分に言い聞かせます
しかしながら初の画像リークとなるわけですので、これまでと違ってそろそろ本当に登場が近いのかな？ という点には期待して続報を待ちたいと思います
それではまた～
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