6月3日10時(現地時間)から開催されるWWDC 19の招待状が数日前に関係者へ送付され、いよいよ期待も高まってきた感があります
WWDCはAppleが開催する「世界開発者会議」のことで、主にソフトウェア側の発表が中心となることが多いのですが、過去のWWDCでも、ソフトウェアだけでなくハードウェアの新製品が発表されたこともあり、その点にも注目が集まっています
これに合わせて色々な噂が飛び交っているわけですが、ネット上にはあちこちに情報が散ってしまっている感がありましたので、現時点で噂されている内容をまとめてみようと思います
WWDCでの登場が期待されているもの一覧
まずは噂されているものを一覧でまとめておきます
- 新型Mac Pro
- 純正31インチ6Kディスプレイ
- iOS 13
- Mac OS 10.15
- Watch OS 6
- tv OS 13
OS側にも色々動きがありそうですが、ハードウェアも興味深い噂が出ていますね
それぞれの詳細について確認していきます
新型Mac Proのウワサ
まずはかなり信憑性が高い噂であるとされている新型のMac Proについてです
新しいMac Proは完全に設計が一新となり、モジュラー構造が採用されると言われています
モジュラー構造とは、主要な部品が簡単に脱着可能なモジュールとなっていて、ユーザーがモジュールを組み替えることで簡単にアップグレードを行えるようにした仕組みのことです
パソコン分解なんて無理ムリ~
というようハードウェアに明るくないユーザーであっても、後から簡単にアップグレードしマシンを強化できるのは嬉しいですよね
設計が一新されることでデザインも一新されることになります。現行のゴミ箱円筒形のデザインはかなり好きだったのですが残念
スペックについても噂が上がってきていますが……
appleinsider に掲載された情報によると、Imgurに投稿された画像から新型Mac Proに関するプレゼンスライドが発掘され判明したそうです
そのスペックを見ていくと
- CPU:Intel Xeon W Cascade Lake-X
- GPU:AMD Firepro-X(オプションでQuadroかRTXも選択可能)
- DDR5メモリ採用
- PCIe 4.0レーン 3本
- Thunderbolt3 USB-C × 8で、そのうち1つないし複数はThunderbolt4
- HDMIポート2つ
- 有線LAN 10Gbps
- bluetooth5.1
とのこと
「ぼくのかんがえたさいきょうのまっく」
状態になってしまっている気がしますが(笑)
CPUの詳細は書かれていませんが、仮にCascade Lake-X世代で最も性能の良いIntel Xeon E-2186Gが採用されたとすると、その性能は「6コア、ベースクロック3.8GHz、ブースト時4.7GHz」というものになります
DDR5メモリにThunderbolt4という未登場の技術も使われると書かれていてワクワクしますが、DDR5メモリなんかは今年の後半登場と予想されていますのでね。うーむ
ソース元でも噂にはやや懐疑的です。画像を見ていただくと分かりますが、このプレゼン資料の日付が2018年11月とかになってるんですよね。まあ……フェイクでしょうね
細かな構成はともかくとして、フルリニューアルされたMac Proの登場自体はかなり期待できそうですので、あとはどこまでこの「夢のスペック」に近づいたものが出てくるかに期待したいところですね
純正31.6インチ6Kディスプレイのウワサ
現在はディスプレイ市場から撤退してしまっているAppleが、颯爽と舞い戻ってくるのではないかと言われているのがこの噂です(現在ストアで売られている5KディスプレイはLGとの共同開発)
新ディスプレイはApple純正となり、HDR表示に対応するとのこと。接続方式はThunderbolt3と言われています
このディスプレイはMac Proのリリースと同時に登場することが有力視されているため、今回のWWDCでの登場が期待されています
WWDCでは「J290」というコードネームのディスプレイが登場することはほぼ確実だと言われており、「J290」がこの31インチ6Kディスプレイを指すのかは不明なものの、期待してもいいのではないかと思います
iOS 13のウワサ
iOS 13(コードネームYukon)については、かなり詳細な内容が判明してきています。そのため内容も膨大になってしまいますので、注目すべき点だけをご紹介したいと思います
- ホーム画面やマルチタスク画面が変更される
- 今流行りの(?)ダークモードが追加される
- オフィシャルな機能としてiPadをMacのサブディスプレイに使用できるようになり、その際にはApple Pencilで筆圧を活かした作業も行える
- iMessageで表示ユーザー名やプロフィールや画像を変更可能になる
- 「iPhoneを探す」と「友達を探す」が統合される
- ダウンロードしたファイルがダウンロードフォルダに集約される(Safariのみ?)
- ファイルアプリとサードパーティアプリとの連携強化
などなど、目玉機能は無いものの機能の着実な向上となるようです
マウス? 何それ?
という感じで、残念ながらというか予想通りというか、今回もマウス対応はされません
個人的にはファイルアプリの強化が地味に嬉しいです。Apple純正のアプリはほとんど使ってないのでファイル管理がけっこう面倒なんですけど、強化されるならだいぶ改善されるのではないかと期待です
iOS 13は今回のWWDCで発表され、リリースは9月と予想されています
続報あり
Mac OS 10.15のウワサ
MacとiOSのアプリを徐々に連携していくというプロジェクトであるMarzipanに向けて、一部のiOSアプリがMacに移植されます
先ほど紹介した「iPhoneを探す」と「友達を探す」が統合された新アプリ、それからPodcastsアプリとSiriショートカットがMacにも登場します
他、Siri自体の強化、AR昨日の強化、対応NFCの追加などが予想されています
Watch OS 6のウワサ
Watch OSで最も大きなアップデートとなりそうな噂はWatch OS専用のApp Storeの登場です
iPhoneを経由せず、直接Apple Watchからアプリを追加できるようになると言われています。これは便利ですので嬉しい方も多いのではないでしょうか?
それ以外にも
- ボイスメモアプリの追加
- 計算機アプリの追加
- フェイスの追加
などなど…。Apple Watch単体でも行えるようになることが増え、ユーザビリティの向上へ向けたアップデートが期待されています
tv OS 13のウワサ
tv OS 13もかなり多くの内容が確度の高い噂としてあがってきています。注目すべき点に絞って挙げてみると
- iCloudによるバックアップに対応し、購入したアプリや映画を保存できる
- ドルビーTrue HDアトモスへの対応
- Apple Watchを使い、「リモコンを探す」機能を使えるようになる
- 4Kコンテンツのダウンロード
などなど
こちらも今回のWWDCで登場したあとβ版がリリースされ、9月に正式に登場するとみられています
16インチMacBook Proのウワサ
ここから先は今回のWWDCでの発表はあまり期待できない噂です
まず、以前からまことしやかに語られていた16インチ級のMacBook Proについてです
MacBook Proはつい先日新モデルが発表されたばかり ですので、さすがにこれは無さそうという気がします
でも、今回でなくてもいいですのでいつかは出てほしいですよね
スポンサーリンクOLEDディスプレイ採用iPad Proのウワサ
これは実現したら本当に嬉しいのですが……
以前から噂だけは度々登場していたOLED液晶搭載iPad Proの登場ですが、最近では「パネルの提供元がSamsungとなる見込み」という新展開なんかもあったりしました
しかしそれ以上の情報も無く、また実現するのであれば非常に大きなアップデートであることから今回のWWDCではなく、次回のiPad Pro新モデル発表時にリリースされるのではないかと思われます
現行モデルが発売されたのが昨年の11月ですのでまだスパンが短すぎますね
今年の秋~来年の春頃が有力かと思われます
まとめ
以上でWWDCに関する噂のまとめは終了です。一部WWDCでは登場しなさそうな噂もありましたが……
個人的には
そこまで飛びつきたくなるようなアップデートはないかなぁ…
というのが正直な印象です
しかし予想外のサプライズが飛び出す可能性もありますので、いい意味で期待を裏切ってくれるような発表をちょびっと信じつつ、6月を待ちたいと思います
なお、タイトルにもある通りこの記事は「噂」のまとめですので、書いてある内容は全て正しいとは限りません。ご注意下さいね
それではまた~
【6月4日追記】
判明した情報の中でも最注目のiPad OSについてまとめ記事を公開しました
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