iPadでメインのPCやMacと同等に効率よくクリエイションするため、日夜研究を続けているりんごロイド( @appleroidcom)です
今回から始まる連載のテーマは「動画編集」です
と言ってもこの記事は前置きで、具体的な解説は次回からになります
「余計な前置きはいらねぇーよ」って方は【連載第1回】となるiPadで本格動画編集 LumaFusionの使い方「基礎編」 から読んでいただければと思います
こんな人におすすめ
この連載の対象ユーザーは
「ユーチューバーの方」や「動画編集を仕事にしている方」
になります
趣味的に「簡単でカッコよく動画編集したい!」という方であれば、iMovieが直感的に扱えて動作も軽快ですのでそちらをおすすめします
この連載内容が当てはまるのは「フッテージを細かくフレーム単位で調節したい」とか「変形・マスク・エフェクト等を使いたい」とか「タイトル・キャプションを自在に設定したい」とか「カラーコレクション・カラーグレーディングにこだわりたい」という方になっていますのでご承知おきください
高機能だからいいってわけじゃないもんね
道具もアプリも「適材適所」が大事だね
iPadで動画編集をするメリット
iPadの性能が大半のPCを超えたことによって、大部分の人にとってはPCで動画編集をするよりiPadで動画編集を行う方が処理がサクサクになる可能性が高くなりました
もちろん動画編集を生業としている人はそれなりのスペックのPCを持っていると思いますので、今回の連載は当てはまらないかもしれませんが、以下に当てはまる方であれば新型iPad Proを使う方が処理速度は早まると思います
- ノートパソコンを使っている
- グラフィックボードを積んでいない or 積んでいてもGTX1050未満
ゲーム用ではない、一般的なノートパソコンをお使いのほぼ全ての方にとっては、新型iPad Proの方が高性能となります
4コアの第8世代Uプロセッサはもちろん、HQプロセッサよりもHKプロセッサよりもappleのA12Xプロセッサの方が性能が上です。何だか空しいですけどね…
一応Coffee Lake以降のHプロセッサ(6コア)だったらiPad ProのA12Xプロセッサを超えてるよ!
デスクトップの方であってもグラボを積んでいない場合や、積んでいてもGT1030とかの場合はiPad ProのGPUの方が高性能ですので、iPadを使いこなせるようになった方が幸せになれるのではないかと思います
ただ、iPadは所詮iOSですので、いくらマシンスペックが良くてもPCと同じソフトが使えないのが弱点とも言えます
実際私も同じように感じており、どうしようもないときはリモートデスクトップで対応しています
詳しくは関連記事を見てみて下さい
しかしiOSアプリには、ほとんどPCのソフトと同等の機能を備えているものもあり、これらを使いこなせるようになればPCを使わなくても、いつでもどこでも、メインマシン並みかそれ以上のスペックを持つモバイルマシンで作業が出来るようになるのです
本当にいい時代になりましたね~
今回の連載はiPadでの「動画編集」になるわけですが、恐らくPCではAdobe Premiere ProもしくはFinal Cut Pro Xを使われている方が多いのではないかと思います
次点でDavinci Resolveでしょうか
これらとほぼ同等の機能を備えているアプリがiOSにあるのかというと……あるんです!
それが今回から解説を始めるLumaFusionというアプリです
iPadで本格動画編集するならLumaFusion一択!
有料アプリではありますが高機能ですので、PCのソフトの価格を考えると破格です
私もいい加減Adobeへのお布施サブスクリプション料金が嫌になってきたところがあって、こちらのLumaFusionだけで作業が行えないかを日々模索しています
もちろんPCソフトほどは細かく調整できない部分もあるのですが、それでも大部分のユーザーにとっては十分過ぎじゃないかな? と思えるアプリですので、自信を持って今回解説させていただくことにしました
余談ですがその他のアプリも試したことがあります
が、操作性、動作の軽快さ、微調整のしやすさ、自由度という点においてLumaFusionを超えるものはありませんでした
ということで、初めてだと何をどうしていいか分からないかもしれないLumaFusionの使い方を徹底的に解説していきたいと思います!
ちなみに今回の解説はiPad Pro2017モデルで行いますので、「新型iPad Proを持ってない」という方や「新型だけどメモリ4GBモデルだよ」という方でも問題なくサクサク使えるということの証明にもなるかと思いますので安心して下さいね
※連載5回目以降は第3世代iPad Proです。メモリは4GB版です
次のステップはこちらです
※2019年4月20日追記
アプリのアップデートにより連載時から一部仕様が変更になっている点をまとめました
こちらも併せて参考にしていただければと思います
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