おかえりGemini PDA! QWERTYキーボード搭載Android端末「Cosmo Communicator」

Android

ガジェット好きの間では知らぬものがないぐらい話題をさらった端末「Gemini PDA

物理キーボード愛好家にとってはたまらない製品だったわけですが、同製品をリリースしたイギリスのPlanet Computersからこの度、Gemini PDAとそっくりでスペックを底上げした製品がリリースされることになりました。その名も「Cosmo Communicator

名前こそ違いますがこれはもう後継機と考えて良いでしょう。前モデルは“ふたご座”の名が冠されていましたが今度は“宇宙の伝達装置”の名が付けられ、スペックアップをスケール感の向上で表現しているかのようです

大人気モデルGemini PDAとの比較も交えつつ、Cosmo Communicatorの情報をまとめていってみようと思います

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Cosmo Communicatorの製品概要

Cosmo Communicatorは物理キーボード(QWERTY)を搭載したPDA端末です。搭載するOSはAndroid9

Cosmo Communicator Gemini PDA 比較

画像引用:Links INTERNATIONAL

PDA端末と言っていますが、SIMカードの挿入が可能でスマートホンのように使うことも可能となっています。SIMスロットはデュアルSIMで、nano SIM×2の使用が可能ですがそのうち1つはmicro SDカードスロットと排他というよくあるスタイルです

その他eSIMにも対応していますが詳細は不明

QWERTYキーボードと言っていますが配列がそうなだけで、BlackberryやGPD WINのようなプチプチ押すタイプではなく、打鍵感があるGemini PDAスタイルを踏襲しています。この点が最大の魅力ですね

Cosmo Communicator Gemini PDA 比較

画像引用:Links INTERNATIONAL

キーボードのもう一つの魅力として、こちらもGemini PDAから引き続いての日本語配列+かな印字が続投されているというものがあります。ここは好みでしょうが、私のようなJIS配列大好きユーザーにとっては歓喜です

ちなみにキーボードは多段式のバックライト(白色5段階)も搭載されています

ディスプレイが5.99インチで2160×1080ピクセルというのはGemini PDAと同じですが、それに加えてCosmo Communicatorには裏面に1.91インチのタッチ対応OLEDディスプレイを搭載しています

Cosmo Communicator Gemini PDA 比較

画像引用:Links INTERNATIONAL

このサブディスプレイによって、折りたたみ式のPDA端末でありながら閉じた状態で通知のチェックをしたり通話をしたりと、スマホのように使いやすくなっているというメリットがあります

Cosmo Communicator Gemini PDA 比較

画像引用:Links INTERNATIONAL

SoCはGemini PDAのMediaTek Helio X25(10コア)からMediaTek Helio P70(8コア)にグレードアップしています。Antutuのスコアは1.5倍程度増加していますが、ミドルレンジのSoCですので過度な期待は禁物ですね。とはいえ普段使いでは全く不満は無いでしょう

メモリも4GBから6GBへと順当な増加を見せています。SoCのスペックアップ倍率と同等でバランスが良いように思います。ストレージも64GB→128GBと倍増していますね

バッテリー容量は4,220mAhと大容量で、こちらも安心感があります

このように従来のGemini PDAの長所は残しつつ順当にスペックアップを重ねてくれたのがCosmo Communicatorであり、非常にバランスのいい機種なのではないかなと思います

3Dゲームをゴリゴリやる人には向きませんが、そういう人はこの端末を選ばないでしょうしね。ストレスなくキーボードの必要な作業を行えるような丁度良い仕様となっていると感じました

Cosmo Communicatorのスペック一覧をGemini PDAと比較

文章でごちょごちょ書かれても分かりにくかったと思いますので、ここでは一覧表でCosmo Communicatorの仕様をまとめておきます

せっかくなので前モデルのGemini PDAとの比較表という形にしてみました

Cosmo Communicator Gemini PDA 比較

画像引用:Links INTERNATIONAL

Cosmo Communicator Gemini PDA
OS Android 9 Android 7
ディスプレイ 5.99インチ 2160×1080ピクセル
1.91インチ 570×240ピクセル
5.99インチ 2160×1080ピクセル
SoC MediaTek Helio P70(8コア) MediaTek Helio X25(10コア)
Antutuスコア(平均) 145,000前後 93,000前後
メモリ容量 6GB 4GB
ストレージ容量 128GB 64GB
SIM形式 nano SIM×2、eSIM micro SIM(eSIM互換)
LTEバンド 1/2/3/4/5/7/8/11/18/19/26/28A/28B/41/71 1/2/3/4/5/7/12/17/20/41
インターフェース USB Type-C×2、イヤホンジャック、micro SDカードスロット(nanoSIMと排他) USB Type-C×1、micro SDカードスロット、イヤホンジャック
キーピッチ (たぶん)約14mm 約14mm
カメラ性能 フロント:約500万画素
リア:約2,400万画素
フロント:約500万画素
リア:無し(外付けオプション扱い)
センサー 指紋センサー、AGPS、加速度センサー、コンパス、光センサー、ジャイロ、磁気センサー AGPS、加速度センサー、光センサー、ジャイロ、磁気センサー
無線 WiFi 5(802.11ac)まで、Bluetooth 5.0 WiFi 5(802.11ac)まで、Bluetooth 4.1
バッテリー容量 4,220mAh 4,220mAh
サイズ 171.4 x 79.3 x 17.3mm 171.4 x 79.3 x 15.1mm
重量 約 326g 約 310g

こうして並べてみると、サイズの増加はほとんど無いながらも全体的にスペックアップしていることが分かって嬉しくなります

バンド19に対応したことでdocomo網にさらに対応しやすくなっているのも個人的に嬉しいです。ちなみにVoLTEにも対応しています

インターフェースも引き続き最低限のものは揃っていますのであまり困ることはないでしょう。Type-Cハブを持ってない人は、そろそろ何かしら一つ買っておいた方がいいかもしれませんが

Cosmo Communicator Gemini PDA 比較

画像引用:Links INTERNATIONAL

Cosmo Communicatorの販売店と値段は?

こうなってくると気になるのは、どこで買えるのか? という点と、いくらで買えるのか? という点ですよね

まず販売店についてなのですが、メーカーサイトに書かれている限りでは以下通り

  • ビックカメラ
  • ヨドバシカメラ
  • ツクモ
  • PCワンズ

となっています

ビック、ヨド、ツクモはGemini PDAからの続投ですがPCワンズが今回から取り扱い店に名を連ねています。その一方でGemini PDAを売っていたコジマとソフマップはラインナップから消えてしまいました……

発売日は12月21日予定

そして値段ですが、Gemini PDAから少し値上がりして80,000円前後(税別)になるのではないかと予想されています。増税の影響もあり、価格差は1万円弱ぐらいありそうな感じですね

しかしスペックを考えると今さらGemini PDAを買うのもどうかと思いますので、1万円弱追加してでもCosmo Communicatorを買う方が良いのではないかと思います

まとめ

ということで、実質Gemini PDA 2と言えるCosmo Communicatorのスペックなどをまとめてみました。中々魅力的なガジェットですね

名前をGemini PDA 2としなかったのは、やっぱりPDAという名称が一般ユーザーには縁遠く感じて敬遠されるからなんですかね

かなり欲しいのですがちょっとお金的に厳しいのでしばらく購入は見送りです

物欲を抑えきれず買ってしまうようなことがあったらまたレビューしたいと思います(笑)

それではまた~

関連サイト

Cosmo Communicator 製品情報ページ

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