先日GPD WIN MAXのまとめ記事を公開しました
この中にも書いている通り、今年のQ2~Q3、具体的には9月ごろにGPD WIN MAXがリリースされるという噂でしたが、ロシアのSVIAZで発表されたのはGPD WIN MAXではなく、GPD Pocket 2の後継機(バリエーション機)となるGPD Pocket 2 MAXという機種でした
以前からシルエットだけはtwitterで公開されていましたが、会場を訪れた人にはこのシルエットが明かされた冊子が配布されています
残念ながらRyzen Embbeded V1605Bを搭載したGPD WIN MAXの発表を期待していた人にとっては、発表・発売はもうしばらくお預けとなってしまったわけですね
Redditでは「2020年発売か?」 というような議論がなされています
それでは今回発表されたGPD Pocket 2 MAXはどのぐらいのスペックなのでしょうか
まとめてみましたのでご紹介したいと思います
GPD Pocket 2 MAXの性能まとめ
最も気になるところがGPD Pocket 2 MAXのスペックですよね
WIN MAXが発表されなかったのは残念ですが、もしかしたらPocket 2 MAXも同じぐらい高性能なのでは……と期待してしまいます
ということでスペック一覧表を見てみたいと思います
要素 | スペック詳細 |
CPU | Celeron 3965Y / Core m3-8100Y |
GPU | 無し(iGPU Intel UHD Graphics 615) |
メモリ | 8GB or 16GB |
ストレージ | 256GB or 516GB NVMe M.2 SSD |
ディスプレイ | 8.9インチ(2,560×1,600) |
インターフェース | USB TYPE A×2、USB TYPE C×1、Micro HDMI×1、イヤホンジャック 指紋センサー、スタイラス対応(筆圧感度等の詳細は不明) |
キーボード | 5列キーボード+トラックパッド |
バッテリー | 9,200mAh |
サイズ | 213 × 149.5 × 5.5-14.2 mm |
重量 | 680グラム |
価格 | 8GBメモリ+256GB SSD+Celeron 3965Y $529 16GBメモリ+512GB SSD+Core 8100Y $705 |
となっています
※5月14日 しれっとサイズが変更されていたので更新しました。厚さは薄くなったけどサイズがデカくなってる……
「はいっ、解散!」と言いたくなるようなスペックで残念です
WIN MAXやSMACH Zを待ってる層には全く訴求してこないスペックですが、UMPCをオフィス用途として使っていきたい人にとっては、画面の大型化に加えてSSDもNVMe対応で高速に、そしてトラックパッドが付いたことで、生産性を向上させることができるかもしれません
と、無理やり褒めてみる(笑)
【5月20日追記↓】
スタイラス対応らしいのと、メモリ16GBモデルでもそれほど高くないことが分かりました
これならありかも?
良さそうな点と悪そうな点
良さそうな点は先ほども書いた通り、トラックパッドを搭載してくれたこととNVMeに対応してくれたことです
CPUの性能向上はわずかですが、それでもストレージの高速化とマンマシンインターフェースの改良によって以前よりもより少ないストレスで使っていくことができそうです
逆に悪い点なのですが……
先ほど言ったことを覆すようで申し訳ないですが、まずキーボードが改良されていません。窮屈感があり、以前のモデルから不評だった変則的な配列がそのままとなってしまっています
また、搭載されたトラックパッドは小さく、使いやすさを考えると首を傾げます
「無いよりはマシ」程度なのかなと思いますので、これだったらトラックパッドはいらないからもう少し余裕を持たせたキーレイアウトにしてくれた方が良かったです
まとめ
ということでGPD Pocket 2 MAXは個人的には全然魅力を感じません
こんなのいらないからGPD WIN MAX早く~! というのが正直なところです
でも、先ほど書いたメリットも嘘ではありませんので、出張や出先でライトユースに且つ快適にオフィスワーク等を行いたい方にとっては、魅力のある機種とも言える……かもしれません(笑)
ライバル機のOneMix 3をはじめ、他機種と比較したい方はこちらの記事も参考にしてみて下さい
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