Xperiaも折りたたむ! 「Xperia F」情報 けどアスペクト比が残念…

SONY 折りたたみスマホ xperia f Android

かねてから噂は出ていたソニーの折り畳みスマホですが、Xperia Fという名称で2020年発売を目指して開発中であることが海外メディアによって報じられました

現在スマホ事業では苦戦を強いられているソニー。そして同社が展開する端末Xperiaシリーズですが、今回の折りたたみスマホの登場によって巻き返しを図ることができるのでしょうか?

この記事では現在語られている情報とこれまでの流れ、そして注目すべきポイントなどをまとめてみたいと思います

個人的には「ソニーまたやっちまったのか……」って感じなのですが(汗)

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Xpeia Fに至るまでの噂など

折りたたみスマートフォンは、不具合で有名になってしまった感のあるSamsungのGalaxy Fold

galaxy fold

画像引用:Samsung

そして一部の専門家からはGalaxy Foldよりも構造的に優れていると評価されていたものの、アメリカ様の締め出しによって日本では日の目を見そうもないHuaweiのMate Xが有名です

Mate X

画像引用:HUAWEI

注目の技術でありながら不具合やイジメによっていまいち評価されていないというのが折りたたみスマホの現状となっているわけですね

サムスンやファーウェイには気の毒ですが、他社にとっては、この隙に折りたたみスマホを開発・発売することができればシェア上位を占める2社に対してアドバンテージを得ることができるかもしれないという状況が生まれています

事実、今後もモトローラやXiaomiなどのメーカーが折りたたみスマホを発売予定であることが判明しています

そんな中、ソニーが開発中であると報じられたのが今回のXperia Fです

xperia f

画像引用:LetsGoDigital

ソニーは元々、透過型ディスプレイ搭載の折りたたみスマホに関する特許を取得していたことが、昨年12月にオランダのLetsGoDigital によってリークされていました

xperia f

画像引用:LetsGoDigital

時期から分かる通りソニーの折りたたみスマホ開発という流れは、別にSamsungやHuaweiの苦戦をみとってから慌てて開始したわけではなく、以前から動いていたプロジェクトだということが分かります

しかし今回報じられたXperia Fは透過ディスプレイを採用していないという見方が有力で、開発コストや開発期間が多く必要な新技術を先送りにし、スムーズに開発→発売につなげることのできるXperia F開発へと舵をきったのではないかということが想像できます

真偽は分かりませんけどね……

現時点で判明しているXperia Fの情報

まずは判明点を箇条書きで挙げてみましょう

  • 折りたたみ式有機ELディスプレイ
  • アスペクト比 21:9  折りたたみ時 10.5:9
  • 5G対応(確実という情報と、可能性アリという情報がある)
  • 発売は2020年予定

フレキシブルなディスプレイに欠かせない有機ELが採用されるわけですが、これはSamsungのパネルが採用されるとのこと。余談ですがサムスン自体もこのパネルを使った縦長タイプの折りたたみスマホを発売予定とのことです

アスペクト比は21:9と、近年のスマホが採用しているスーパーワイドアスペクト比となるそうです。逆に、折りたたみ時は正方形に近いサイズとなります

さらにXperia Fは5G通信に対応するのではないかという情報も出てきています。もし実現すればソニー初の5G対応機種ということになりますが、ソースによって言ってることが違うのであまり期待しすぎない方がいいかもしれません

発売時期は2020年を予定しているとのこと。また、2020年にはソニーのフラッグシップであるXperia 2が発売されるという情報もあり、SamsungのGalaxy同様、折りたたみと既存のスレートデザインが共存していく形となりそうです

Xperia Fの欠点

これらの情報の中で最も注目すべき点であるのが、ディスプレイの形状・アスペクト比です

これまでのGalaxy FoldとMate Xは、展開時のアスペクト比が正方形に近く、折りたたみ時に一般的なスマホと同じような縦長形状になるというデザインが採用されていました

一方で今回報じられたXperia Fは、展開時のアスペクト比が21:9という一般的なスマホ形状であり、折りたたみ時には正方形に近くなるという、今までとは逆のパターンが採用されています

画面サイズなどは発表されていないのですが、展開時が21:9というアスペクト比であることを考えると、ファブレット並みの6.4インチ~7インチ程度なのではないかと予想します。そして折りたたみ時には4インチ級の正方形デザインになる……と

思うに、これは考え方が逆ではないでしょうか?

 

たぶん折りたたみスマホを欲しがる人って私のようなガジェオタが多いと思うのですが、その根底にある想いは

普段はスマホとして持ち運べて、状況によってはタブレットとしても使いたい!

だと思うんです

そういう人がタブレットに求めているのはやはり大画面であり、動画鑑賞やゲーム、電子読書などエンタメでの使用はもちろんのこと、何らかの作業、クリエイティブな用途なんかも行いたいって考えていると思います

しかしどうも今回のXperia Fは、展開時がいわゆる今どきのスマホ・ファブレットサイズのデフォルト状態であり、必要に応じて4インチ級の正方形サイズに畳むこともできますよというものに思えるんですよね

その折り畳み機能って誰得なの? という感じです。そんな画面じゃネットを見るのにすら小さくてツラいです。かつてblackberryを使っていた身としてこれは断言できます

SNSのチェックぐらいしか使いみちが思いつきません……

 

もちろん私の予想が間違っている可能性もあります。展開時はちゃんと7~8インチ級になることだって十分に考えられるでしょう

でも、21:9というアスペクト比の8インチタブレットって意味あるんですかね?

縦長過ぎて持ちにくそうですし、横画面にすると縦が狭すぎます。ゲームをやるにも漫画を読むにも左右のデッドスペースが多すぎるし、横長すぎると結局1サイズ小さいタブレットと同程度の表示サイズとなってしまうことが多いんですよね

唯一得しそうなのは映画とかよく見る方。こうした方であれば、近年主流のスーパーワイドサイズなシネマアスペクト比の作品を全画面で楽しむことができるでしょう

でもそんな、言ってみればライトユーザーな人が20万も30万も払って折りたたみスマホを買うでしょうか?

何だか迷走してしまっていて、かつて折りたたみタブレットで失敗した時のソニーを思い出してしまいます

しかしこの縦長タイプというのは、Samsungやモトローラが今後リリースする折りたたみスマホの形状と同じであるともされており、ある一定の需要はある……のかもしれません?

まとめ

ということで、私は全く魅力を感じないというか、活用方法が見いだせないXperia F

「小さいものを折り広げて大きくできる」というのと「大きいものを折りたたんで小さくできる」というのは似て非なるものだと思うのですが、今後Samsungやモトローラまでもが発売するということは何かしら意義のある製品なんでしょうね

現時点では判明情報が少なくほとんど私の妄想になってしまっていますので、今後の動向に注目したいと思います

それではまた~

 

参考にさせていただいたサイト様

LetsGoDigital(オランダ語)

CNMO(中国語)

mysmartprice(英語)

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