昨日のCOMPUTEX2019でNVIDIAが発表した、新しいクリエイター向けプラットフォームであるNVIDIA Studio
早速いくつかのメーカーのPCが「Studioノート」に認定されたわけですが、その中に含まれていたRazer Bladeの新モデルであるRazer Blade Studio Editionが今まで以上にMacBookっぽくなってしまいました……
スペックも気になりますが見た目も気になりますので、この両面から――特に見た目について詳細に見ていってみたいと思います(笑)
Razer Blade Studio Editionの外観
こちらがRazerがDropboxで共有してくれているRazer Blade Studio Editionの画像です
まずはパッと見の外観がこちら
あれ、MacBookかな? 一見そう思えてしまうような外観へと変更されました。違いはキーボードトップの色ぐらいですね
前に出てたMercury Whiteと同じじゃん!
と思うかもしれませんがよく見て下さい
ベゼルの色がシルバーから黒に変更になっています。これこそまさにMacBook化が進んだ証拠です(笑)
Razerはどこを目指しているのでしょう。やっぱりMacユーザーがWindows機を購入しようとした際に候補になれるようなPCを目指してるんですかね?
背面が写った画像も見てみます
んー…こうして見るとMacBookというよりはSurface Bookに近いのかもしれませんね
個人的にロゴの色が鏡面シルバーというのはあまり好きではありません。でも最近は天板の色と揃えた主張しすぎないデザインが流行っぽいので仕方ないのかもしれませんね
同じシルバーでもMercury Editionは黒縁の非鏡面フィニッシュとなっており、そっちの方が好みでした。うーん……
お次は側面です
これもMercury Editionの時からそうだったので分かってはいましたが、個人的に大好きなグリーンのポートカラーが廃止され、普通の黒色になってしまっています。いやまぁ、確かにこの本体色にグリーンのポートはおかしいと思いますが、そもそもシルバーカラーがいらないような……
Razer Blade Studio Editionのスペック
ということで見た目は(私的には)イマイチなRazer Blade Studio Editionですが、そのスペックはすごいです
今回発表されたStudio Editionには15インチモデルと17インチのProモデルがありますので、判明している部分は少ないですが両者を一覧表で比較してみます
Razer Blade 15 Studio Edition | Razer Blade Pro 17 Studio Edition | |
CPU | Core i7-9750H | Core i9-9880H |
GPU | NVIDIA Quadro RTX 5000 | |
メモリ | 32GB | |
ストレージ | 1TB NVMe M.2 SSD | |
ディスプレイ | 4K OLED DCI-P3色域100%カバー | 4K 120Hzディスプレイ |
その他判明点 | UHS-Ⅲカードリーダー |
このようになっています
両者ともQuadro RTXの最上位モデルであるQuadro RTX 5000搭載なうえ、Proモデルはi9プロセッサ採用ということで、NVIDIA Studioノートの名に恥じない完全クリエイター向けPCとなっていますね
15インチの方は電力・放熱的に厳しかったのかi9の採用は見送られていますが、そのかわり17インチモデルには無いOLED採用ということで、正確な色再現性の必要なクリエイターにきちんと訴求できるようなスペックとなっています
Proの方はUHS-Ⅲ対応のSDカードリーダーが搭載されていますので、写真や動画素材の取り込みなどに役立ってくれそうですね
こちらは両者のサイズ比較になります
こうしてみるとけっこう違いがありますね
スペック的にはProモデルがとても気になるのですが、ここまでサイズ差があるとやはり15インチモデルの方により魅力を感じます。個人的にOLED好きだからというのもあるかもしれませんけどね
Razer Blade Studio Editionの発売日や値段は?
こちらについてはまだ何も正確な情報は発表されていません
発売日については2019年秋発売ということだけが、公式に公表されています。一方で値段の方は完全に未知です
参考までに、現行モデルの価格を見てみると
- 15インチOLEDモデル:$3,299
- 17インチPro RTX2080モデル:$3,199.99
となっています
両者ともメモリは16GB、ストレージは512GBでこの値段。さらに17インチモデルに関しては、CPUがi7-9750HでディスプレイもフルHDでありながらこの高値となっています
このことから考えると、恐らく15インチモデルで$4,000オーバー。Proモデルの方は$5,000オーバーもあり得るかもしれません
日本円で50万円前後です…
とても買えません(ToT)
そこそこ安い値段だけど性能が良く、デザインもカッコイイのが魅力だった頃のRazerはもう帰ってきてくれないのでしょうか?
この価格予想が良い方に外れてくれることを願います
そもそもNVIDIA Studioって何?
と言われてもよく分かりませんよね
ザックリ言うと、NVIDIAが新しく提供するStudio SDKというプラットフォームをノートPCに導入することで、ノートPCでもデスクトップ並みの作業を行えるようにしようという取り組みです
Studio SDKを導入したPCはレンダリングの高速化、高解像度ビデオ編集の高速化、ベクター計算の高速化といった恩恵が受けられ、リアルタイムレイトレーシングやAI処理、高解像度動画編集(8Kとの記載もあり!)が行えるようになるというものです
このStudio SDKの動作テストに合格し、かつ最新のMax-QデザインGPUであるQuadro RTX 5000、4000、3000、もしくはGeForce RTX 2080、2070、2060のいずれかが搭載されているノートPCが「Studioノート」として認定されます
ほとんど全てのStudioノートが4Kディスプレイを搭載していることも特徴です
まとめというか感想というか……
ということで、スペック的には非常に気になる存在ではあるRazer Blade Studio Editionなのですが、やはりカラーリングがどうにも好きになれないことに加えて、自分的予想価格があまりにも高すぎるので、さすがに今回は見送りです (´・ω・`)
ブラックモデルが追加で出てくれたら嬉しいですが、どちらにしても価格的に買えないのでむしろ余計に悔しくなりそうな気もするのが悩ましいところ
Razer Blade Studio Editionは秋発売ということですが、Studioノート自体は来月から登場するものもあるようです
お金持ちの方でQuadro RTX 5000モデルを買われた方がいましたらぜひレビューしていただけたら嬉しいです。ブログでもYoutubeでも喜んで見に行きますので(笑)
悔しさを噛み締めつつ、今回はこの辺で
それではまた~
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